
ThreeTrader(スリートレーダー)は、2021年に設立された海外FX業者で、コストパフォーマンスに優れた取引環境を提供しています。
最大の特徴は、通貨ペアに関わらず狭いスプレッドを実現し、低コストでの取引を可能にしていることです。ECNブローカーとして、Rawゼロ口座とPureスプレッド口座の2種類を用意し、トレーダーのニーズに応えています。
また、取引制限がなく、最大1000倍のレバレッジを提供するほか、「ThreeTraderポイントストア」を通じて取引ボーナスをキャッシュバックや賞品に交換できるユニークなサービスも特徴です。
不定期で様々なキャンペーンを実施するなど、トレーダーにとって魅力的な環境づくりに注力しています。
ここでは海外FX業者として人気の高いThreeTrader(スリートレーダー)について、トレーダーの皆さんの口コミを元にまとめて紹介していきます。
ThreeTraderの評判(良い点・メリット)
取引コストが業界最狭水準
ThreeTraderの最大の特徴は業界最狭水準のスプレッドです。
トレーダーは大幅に取引コストを抑えられます。Pureスプレッド口座では取引手数料が無料で、ドル円のスプレッドは0.6~0.7Pipsと狭く設定されています。Rawゼロ口座では取引手数料が発生しますが、極めて狭いスプレッド(0.0~0.1Pips)を実現しています。
Rawゼロ口座の取引手数料は往復4ドル/ロットと、主要海外FX業者の中で最も低水準です。取引環境で定評のあるTitanFXよりも優位性があります。
狭いスプレッドは、特に短期トレードやスキャルピングトレーダーにとって、大きなメリットでしょう。
経済指標でもスプレッドが開きにくい
ThreeTraderの特筆すべき特徴は、スプレッドが開きにくい点です。米雇用統計やFOMCなどの重要経済指標発表時でも、スプレッドは比較的安定しています。
発表直後にスプレッドは開きますが、筆者の経験では開き幅が比較的小さく、約1分後には通常水準に戻る印象です。
そのため、経済指標発表時のトレードでも、他の業者と比較して有利な条件でエントリーできる可能性が高まります。
EA・手法の取引制限なし
ThreeTraderはトレーダーの自由度を最大限に尊重しています。スキャルピングや両建てなどの取引手法に制限はなく、EA(エキスパートアドバイザ)を用いた自動売買トレードも自由に行えます。
同一口座内での両建てはもちろん、多くの海外FX業者で禁止されている複数口座の両建てや他社口座との両建て取引も可能です。
他社では高速スキャルピングEAの利用が規約違反になったり、取引制限が発生したりする場合がありますが、ThreeTraderは取引制限なしを明確に公言しています。トレーダーは安心して様々な取引手法やEAを利用でき、経験豊富なトレーダーも満足できる柔軟な取引環境を提供しています。
全銘柄のストップレベルゼロ
ThreeTraderでは全銘柄でストップレベルがゼロに設定されています。指値注文の制限がなくなり、トレーダーは自由に注文を出せます。スキャルピングやEAの利用制限もないため、トレーダーは自身の戦略を最大限に活かした取引が可能です。
ストップレベルゼロの最大の利点は、スキャルピングやEA取引で、エントリー価格にどれだけ近くてもストップや指値を設定できる点です。
特にスキャルピング系EAにとって「ストップレベルゼロ」は必須条件です。
最大レバレッジは1000倍&レバレッジ制限なし
ThreeTraderは最大1000倍のレバレッジを提供し、業界標準の水準です。
しかし、ThreeTraderの真の特徴はレバレッジに関する制限が一切ない点です。
具体的には以下の制限がありません:
- 証拠金によるレバレッジ制限
- 経済指標発表前後のレバレッジ制限
- 口座残高によるレバレッジ制限
トレーダーは自身の戦略に基づいて自由にレバレッジを設定できます。多くのブローカーでは口座残高によってレバレッジが制限されますが、ThreeTraderではそのような心配なく取引に集中できます。
銘柄別の最大レバレッジは以下の通りです。
FX主要通貨ペア | 1000倍 |
マイナーFX通貨ペア | 50倍 |
貴金属 | 500倍 |
株価指数・原油 | 100倍 |
仮想通貨 | 20倍 |
PureスプレッドとRawゼロ口座で最大レバレッジは同じで、口座タイプに関わらず同等の取引機会が提供されています。
例えば、ハイレバレッジトレーダーに人気のあるExnessは無制限レバレッジを提供していますが、適用条件が複雑で注意点がたくさんあります。
ThreeTraderでは、レバレッジに関する心配なく取引に集中できます。
ThreeTraderは初心者からプロトレーダーまで、幅広いトレーダーに公平で自由度の高い取引環境を提供しています。
相場分析レポートを毎朝・毎週配信
ThreeTraderは充実した情報提供サービスを展開しています。専属アナリストが毎朝8時に相場分析レポートを配信し、短時間で相場の状況や注目点を簡潔に理解できます。毎週日曜日にはウィークリーレポートも配信されています。
レポートには以下の情報が含まれます。
- 注目のファンダメンタル
- 変動率の大きい通貨ペア
- テクニカルアナリストによる最新相場分析
- 重要経済指標の予定
テクニカル分析では、新たな視点で相場を分析し、各通貨ペアの注目ポイントを簡潔にまとめています。
為替介入や日銀の政策金利、クロス円などの特集記事、トレードに関する豆知識もまとめた記事を多数配信しています。これらの情報はトレーダーの日々の取引戦略立案に役立ちます。
最新情報を得るには、ThreeTraderの公式サイトやSNSをフォローしてみてください。
ThreeTraderの評判(悪い点・デメリット)
MT5で取引できない MT5導入されました
ThreeTraderはこれまでMT5が未対応で、それがデメリットでした。
しかし、2024年9月よりMT5も対応しダウンロード可能になりました。
現時点では、MT4とMT5で提供される商品は同じですが、今後、MT5ではより多くの銘柄がトレード可能となる予定とのことで楽しみですね。
豪華なボーナスがない
ThreeTraderは、XMやFXGTのような豪華な入金ボーナスを提供していません。
しかし、取引ごとにポイントが付与される独自システムを採用しています。取引ポイントはキャッシュバックや景品と交換可能です。業界最狭水準のスプレッドと組み合わせることで、特に短期取引を行うトレーダーにとって魅力的な特典となっています。
筆者の感覚では、取引ポイントは予想以上に貯まりやすいと感じます。狭いスプレッドを活かしたスキャルピングで自動的にポイントが蓄積され、トレーダーに追加的な利益をもたらします。
CFD銘柄の取り扱いが少ない
ThreeTraderのCFD銘柄取り扱いは他社と比較すると限定的です。
多くのブローカーが日本株CFDや米個別株CFDを提供する中、ThreeTraderは基本的なCFD銘柄のみを扱っています。日経平均株価や米株価指数などの主要指数は取引可能ですが、個別株は取り扱っていません。
また、高金利通貨ペアの取り扱いも少ないのが特徴です。
トルコリラ円(TRY/JPY)やメキシコペソ円(MXN/JPY)などの人気高金利通貨ペアが未対応なのは、スワップポイントを狙うトレーダーにとってデメリットでしょう。
仮想通貨の取引条件は標準
ThreeTraderの仮想通貨取引条件は、競合他社と比べて特筆すべき特徴がありません。
スプレッドは標準的で、FXGTなど他社の方が狭い場合があります。これは仮想通貨取引を頻繁に行うトレーダーにとって、コスト面でのデメリットとなる可能性があります。
ビットコインやイーサリアムなど基本的な仮想通貨は取り扱っていますが、銘柄数は他社より少ない傾向にあります。多様な仮想通貨投資を望むトレーダーにとっては選択肢が限られます。
また、円建て仮想通貨銘柄(例:ビットコイン円)が未対応です。
ThreeTraderの仮想通貨取引サービスは基本的な需要を満たすレベルにありますが、仮想通貨取引に特化したいトレーダーには物足りない面があるでしょう。仮想通貨取引を主要戦略とする場合は、他のより専門的なプラットフォームの検討が必要かもしれません。
ThreeTraderの評価まとめ
ThreeTraderは、業界最狭水準のスプレッドと低取引コストを強みとする海外FX業者です。
EA・手法の取引制限がなく、全銘柄でストップレベルゼロを実現し、レバレッジ制限もないため、幅広いトレーダーに柔軟な取引環境を提供しています。
相場分析レポートの定期配信も好評です。
一方で、MT5未対応や豪華な入金ボーナスがない点、CFD銘柄や仮想通貨の取り扱いが限定的である点がデメリットとして挙げられます。
しかし、独自のポイント制度や経済指標発表時のスプレッド安定性など、独自の魅力も備えています。コストパフォーマンスを重視するトレーダーや、自由度の高い取引環境を求めるトレーダーにとって、魅力的な選択肢となるでしょう。