仕事なんて頑張るだけ無駄だなぁ
正直「頑張っても無駄」と感じさせてしまう現状が社会には広がっています。
疲れていても、体調が万全でなくても、気分が乗らなくても、それでも頑張っているのに報われない。
そんな悩みを少しでも和らげられたらと思います。
今回の記事では、
- 仕事なんて頑張るだけと感じている方の体験談
- 頑張るだけ無駄と感じる時の解決策
- 仕事を辞めづらい時の対処法
について詳しく解説していきます。
仕事なんて頑張るだけ無駄と感じる原因
仕事の頑張りが無駄に感じてしまう原因は無数にあるかと思いますが、いくつか例を挙げて行きたいと思います。
昇進が難しい
出世したくて仕事をがんばっている方も多いと思いますが、昇進して出世していくのは狭き門です。
しかも、精神的にも辛い場面が多いです。
- 常に競争している感覚で心がすり減る
- 雑用や嫌な役回りもこなす必要がある
- 嫌いな上司にも頭を下げて気に入られないといけない
- 能力の低い社員と同じ給料でも耐える
- 遊んでいる友人を尻目に残業
- そんな生活を約20年続ける
それでも昇進できる保証はありません。
途中までうまくいっていても一瞬で水の泡になってしまうこともあります。
特に客観的にみて自分より頑張っていない社員がうまく立ち回って昇進しそうな時などは、「仕事を頑張っても無駄」と感じてしまいます。
頑張りが評価されない
いくら仕事を頑張っても評価されないケースも多いです。
- 頑張りを評価する風潮がない
- 評価するシステムがない
- 上司が部下の仕事を見ていない
たくさん頑張って今までにない成果を挙げていても、会社内で全く反応がないと不安にもなりますし、「この会社では頑張る意味はないのか?」とバカらしく感じると思います。
自己満足だけで頑張りを続けていくのは非常に難しいです。
頑張りの割に給料が上がらない
仕事をいくら頑張っても給料に影響しない会社は非常に多いと思います。
今までの業務で精一杯なのに追加で仕事を任され、業務を効率化し、残業し、必死でこなしても、昇給額は他の社員と変わらず、ボーナス面談でも褒められるだけで追加ボーナスも無し。
じゃあ何のために頑張ったのでしょう?
まず筋が通っていないですし、追加で仕事をしなくてももらえる給料、ボーナスが変わらないのであれば、頑張ることは無駄だと感じるのは当然だと思います。
社員は搾取される側である
自社の利益ばかりを考えている会社は多いです。
表向きは「社員のため」「顧客のため」と掲げていているので信じて頑張ってしまうと、「結局会社のためじゃないか」と頑張りを無駄に感じてしまいます。
売り上げが上がったら「社員に還元する」のではなく、「自社の利益にする」わけです。
基本的に「社員は使われて搾取される側である」という事実は動かないと自覚しましょう。
挑戦できない社風
- 同じ仕事の繰り返し
- 効率が悪くても改善しようとしない
- 無駄な会議、無駄な報告書
- 新たな仕事を受けない
- 提案すると迷惑がられる
こんな職場ではなんの成長もなく、新たな展開もなく、挑戦ができません。
意欲的にチャレンジしていきたい方にとっては頑張っても無駄と感じてしまいます。
このような環境に長時間身を置いていると、どんどん意欲がなくなり、いきいきと仕事をすることはなくなっていくでしょう。
今の仕事が合っていない
頑張っても無駄に感じてしまう場合、仕事が合っていない可能性もあります。
- 思うような結果が出ない
- どこかしっくりこない
- やる気が出ない
- 失敗ばかりでうまく行かない
自分で合っていない仕事でいくら頑張ってもなかなかうまく行かない場合が多いです。
自分を責めてしまいがちですが、あなたが悪いのではなく、仕事との相性が悪いのです。
仕事を変えると嘘のようにうまく行きはじめることもあります。
合う、合わないってとても大事です。
仕事なんて頑張るだけ無駄と感じる時の解決策
「仕事なんて頑張るだけ無駄」と不快に感じながら仕事を続けていくことは、精神衛生上良くないので何らかの策を講じる必要があります。
解決策をいくつか紹介していきます。
仕事は頑張らず、手を抜く
仕事を「頑張りがいのあるもの」に変えることが理想ですが、まずは精神的負担を減らすために頑張ることをやめましょう。
仕事は頑張らず、手を抜くことが肝心です。
この際注意することは、
- あからさまにサボっている様子は見せない
- 業務の効率化を考えて、手を抜いてもなるべく作業量を維持する
- 要所だけ頑張る
- 言われたことは、やる
- 基本的に自分のペースを崩さない
つまり感覚的に「頑張る」ことはせず、要領を重視して仕事をしていくわけです。
頑張ると視野が狭くなってしまいますし、疲れやすく、見返りを求めたくなります。
頑張らなければ冷静に仕事に向き合うことができ、疲れにくく、意外に効率的に働けます。
8割くらいの力感で仕事をしていきましょう。
与えられた最低限の仕事だけやる
与えられた仕事がある場合、最低限の部分だけやるように心がけましょう。
仕事のできる人ほどプラスαの仕事をしようとして頑張ってしまいます。
すると次はプラスαにさらにプラスαする必要が出てきて、期待値も高まってしまいます。
どんどん自分が苦しくなっていき、さらに頑張りに対して見返りがない場合、精神的にしんどくなってしまいます。
必要最低限の仕事を期限ぴったりでやっていくと良いでしょう。
自己実現はプライベートで行う
自己実現とは例えば、
- 目標を達成する
- 自分が成長したと感じる
- 達成感や充実感を得る
- 自分を律して高尚に生きる
など様々ですが、仕事に自己実現を求めてはいけません。
仕事では会社の利害や思惑によって正しい行動をしても正しい結果が出るとは限らないからです。
自己実現はプライベートで行うことがおすすめです。
- ダイエットをして目標体重を達成する
- 筋トレをしてメリハリのある体になる
- 社会人サークルに所属してスポーツや趣味を楽しむ
- 早起きをして朝活に打ち込む
- 質素で体に良い食事を作り健康に生きる
内容はなんでも良いですし、自分に最適なものを選ぶことができます。
何を、どうやって、どこまでするか、全て自由です。
SNSにアップして承認欲求を満たすこともできます。
残業が発生するような仕事であれば転職を考えて、定時で帰宅しプライベートを充実させましょう。
仕事以外に自分の世界を持つ
仕事でいくら頑張っても無駄と感じていても、仕事以外の時間でしっかりリフレッシュできていれば、潰れてしまわずに働くことができます。
休日に疲れて寝ていたりだらだらして過ごしていると、仕事の世界が全てになってしまい追い詰められてしまいます。
趣味でも恋でも運動でもなんでも良いので、仕事に匹敵するくらいエネルギーを必要とするものを見つけましょう。
「疲れて何もしたくない」気持ちもわかりますが、睡眠はしっかりとって仕事以外の世界に没頭すると心が回復します。
仕事がうまく行かない時の逃げ道にもなります。
別の世界を持つことで仕事で頑張りすぎず、体力を温存するようになる効果もあります。
人間的な深みも出てくると思います。
頑張りがいのある仕事に転職する
解決策の中で一番効果があるのが転職です。
頑張っても無駄と感じるあなたは、「頑張る能力のある人」です。
頑張りがいのある仕事に転職することで一気に花ひらく可能性があります。
- もともと希望の仕事につけていない
- なんとなく就職してしまった
- とにかく就職しなければと無差別に選んだ
- 働いてみたら想像と違った
- 自分のペースがつかめていない
- やりたい仕事に心あたりがある
- 今の仕事がとにかく嫌
当てはまる人は今の仕事が合っていない可能性が大きいです。
仕事内容を見直して、転職を考えてみると良いと思います。
- 仕事で手を抜くのは気がひける
- ついつい頑張ってしまう
当てはまる人はストレスを溜めやすい人です。
頑張っても無駄と感じる仕事で続けていくと、心がしんどくなってしまう可能性が高いので、頑張りが報われる仕事への転職は必須だと思います。
仕事なんて頑張っても無駄と感じた体験談
今の業界ではどんなに頑張っても給与水準が決まってしまっている為、高い給与を得ることは難しいと考えています。
また、頑張っていても中々、昇給が見込めない企業に勤めています。
評価制度もはっきりしていないことと、社員への還元がほとんどないので仕事を頑張っても無駄と感じてしまいます。
30代男性
組織の中にいて上司があまり有能な人ではなかった場合、割り当てられた職務の中でいくら努力しても自分の評価にはつながらず、結局上司の手柄にされてしまうということがありました。
組織に属していると結局は上司や職場との相性で全てが決まってしまうと思います。
20代男性
月給は歩合制でもなく決まったお給料をもらっていて、例え頑張ってもそうでなくても特に評価される様な事はなく、年に1度の昇給率は皆んな同じです。
あからさまに手を抜いた仕事をしていればせいぜい注意をされるだけでその他に特に影響はないので、頑張ってもただ疲れるだけで何ら変わりありません。
20代女性
今現在に働いている会社は残業をしたとしてもサービス残業のために、何年勤務しても給料が上がらないです。
繁忙期は休日や早朝に出勤があったとして、時間外の労働としてカウントされて休日出勤の手当も勤務代も支払われずに、仕事の意欲が上がらないです。
30代男性
頑張ったら報われる仕事とは?
転職してもまた「頑張っても無駄」と感じる仕事に就いてしまわないように、頑張ったら報われる可能性の高い仕事を紹介します。
自分の適正に合った仕事
自分の適正に合った仕事につくことができれば、努力すれば自分の能力がぐんぐん向上していきます。
仕事での成果も出やすく、いくら評価されづらい環境でも一目置かれる存在になり、過ごしやすいでしょう。
ストレングスファインダーなどで自分の適正を知り、適正に合った仕事を選びましょう。
成果が数値としてわかりやすい仕事
頑張りがなかなか評価されない仕事も多いですが、
成果が数値で明確にでる仕事だと評価せざるを得ません。
会社としても数値で結果を出して欲しいわけなので、評価する体制が整っている場合が多いです。
頑張るだけでなく結果を出す必要は出てきますが、「頑張っても無駄」と感じる機会は減ってくるでしょう。
副業に活かせる仕事
仕事で学んだ内容が副業で活かせるようであれば、仕事での昇給や出世がなくても、副業で収入をアップさせたり、自己実現することができます。
- プログラミング
- WEBマーケティング
- 動画編集
- ハンドメイド
- 語学
- イラスト
- フィットネス
などは副業で活かしやすい分野だと思います。
そのほかの分野でも「副業で活かせるか」という視点で転職先を選ぶと良いと思います。
年齢層が若く、上昇志向のある仕事
スタートアップ企業など比較的年齢層が若く、上昇志向のある仕事は、挑戦する機会にも恵まれていて、頑張りが充実感という形で報われやすいです。
仕事はきついかもしれませんが、成果を出すため一丸となるので、足の引っ張り合いや無駄な業務も比較的少ないです。
創業間もないような場合、事業がうまくいき成長していけば、古株として自然と出世していくこともできます。
仕事が報われるかどうかは人生において非常に重要
記事の内容まとめ
・「仕事なんて頑張るだけ無駄」な原因
- 昇進が難しい
- 頑張りが評価されない
- 給料が上がらない
- 挑戦できない社風
- 仕事が合っていない
・解決策
- 仕事は頑張らず手を抜く
- 仕事は最低限だけやる
- プライベートで充実感を得る
- 仕事以外のことに没頭する
- 頑張りがいのある仕事に転職する
- 転職しづらい場合は退職代行がある
仕事において「頑張りが報われるかどうか」はとても重要です。
就いた仕事が悪いと「頑張っても無駄」と感じてしまい、長時間続くと「頑張っても無駄」が人生観のように染み付いてしまいます。
そうなると人生の満足度が極端に下がってしまいますし、将来的には自分の妻や子など家族にも悪影響を与えかねません。
「頑張っても無駄」と感じる仕事を続けることは思っている以上に害が大きいのです。
頑張りがいのある仕事に転職することが一番の解決策です。
転職での負担少しでも減らすために退職代行の利用も視野に入れてみると良いと思います。