医療ローンとは?審査落ちを防ぐ方法や金利など申し込み前にチェック!

けがや病気、時には美容を目的として医療機関を受診したり入院したりする際、その費用を貯金などのキャッシュで支払うことが難しい状況であれば、頼るべきは医療ローン(メディカルローン)などの「借入」です。

特に自由診療が適用される保険適用外の美容整形や審美歯科、脱毛などの医療サービスの施術費用は高額になる傾向があります。

ここでは、医療ローンとカードローンでお金を借りる場合に、どんな違いがあるのかを金利や審査基準の側面から詳しく解説しています。

医療ローンとは?

そもそも「医療ローン(メディカルローン)」とは、病院やクリニックなどで医療行為を行うためにお金を借りる方法です。

国や銀行などが行っている医療ローンもありますが、一般的な医療ローンは、目的別ローンに分類される信販系の分割払いできるローンです。

ポイント

目的別ローンには、医療ローンのほかに、住宅ローン、ブライダルローン、トラベルローン、バイクローン教育ローンなどがあります。

医療ローンの金利は安いわけではない!?

一般的に利用されている医療ローンは、利用する医療機関と提携したクレジットカード会社が提供しているケースがほとんどです。つまり、クレジットカードで医療費を支払うのと同じ結果になります。

ただ、数百万円にも上る費用をショッピング枠で負担できる利用者は限られるので、「医療ローン」という形で高額の契約をしているに過ぎません。なので、医療ローンの金利手数料は高いと思っていた方が良いでしょう。

ポイント

クレジット会社の提携医療ローンでお金を借りるメリットは、契約書や請求書などの必要書類が少なく手続きが簡単なことや利便性の高さがありますが、医療ローンは金利面でのメリットはあまりありません。

金利や計算方法については以下のページで詳しく説明しているので参考にしてください。

お金を借りるときの金利の仕組み 知らないと確実に損する!

医療ローンを検討するのってどんなとき?

大手クリニックやエステサロンなど医療ローン(メディカルローン)を検討するような状況とはどのようなときかというと、主には次のような状況が想定できます。

ポイント

大前提として、収入がない人や20歳未満、高校生などは基本的に本人名義での利用はできません。

保険がきかない治療で高額になる場合

最も基本的な状況ですが、美容整形や審美歯科、ブライダルエステなど治療費が高すぎて一括では支払うことができない状態に医療ローンで分割で支払うために利用します。

もし、家族、友人や知人に費用を立て替えてくれるような人がいれば、その人との個人的な金銭貸借契約を交わせば良いだけですが、そうはいかないときに各ローン会社からお金を借りる形で治療を受けます。

自由診療を受ける場合

治療費が高額になる状況は、重大な疾病などによる大掛かりな手術などは想像しやすいですね。ただ、それ以外にも費用が高額になってしまう状況があります。その代表格と言えるのが「自由診療」です。

保険適用の治療であれば3割以下の負担で済むのですが、自由診療の場合は全額負担になります。

たとえば「一部を除いた包茎手術」「美容整形手術」「レーシック手術」「歯科矯正」「脱毛」などが現状では該当します。

ポイント

クリニックのような純粋な医療行為だけじゃなくエステサロンなどの施術も医療ローンの対象です。

施術方法部位など料金
二重まぶた・埋没法片目¥50,000
二重まぶた・埋没法両目¥90,000
隆鼻注射ヒアルロン酸注射¥50,000
隆鼻術シリコンプロテーゼ¥350,000
注射式シワ取り長期持続型ヒアルロン酸注入¥100,000
脂肪吸引両ウエスト(側腹部)¥200,000~300,000
脂肪吸引下腹部(へそ下おなか)¥380,000~570,000
豊胸手術シリコンプロテーゼ¥1,000,000

[参考]美容整形の高須クリニック:料金一覧

クレジットカード払いができない場合

たとえ費用が高額になってしまったとしても、その費用を現金もしくはクレジットカードで支払うことができれば、それで済んでしまいます。

しかし、クレジットカードの限度額をオーバーするような場合は、医療費を支払う目的でのみ利用できる医療ローンがあります。

大手の湘南美容外科クリニックでは、以下一覧(一部抜粋)のクレジットカードが利用できます。

利用できるクレジットカード(一部抜粋)
利用可能カード 翌月一括 ボーナス一括 リボ 分割 2回
VISA
MASTER
JCB × × ×
アメックス × × ×
DC
ダイナース × × ×

[参考]湘南美容外科クリニック「お支払い方法」

医療ローンの金利は高い?審査は厳しい?

もう少し具体的に医療ローン(メディカルローン)の中身についてみていきましょう。カードローンや銀行ローンなど、他の手段と的確に比較するために、金利や審査基準について解説します。

金利はローン業者や借入限度額によって変わる

ここまで、医療ローンの金利は決して低くないという紹介をしてきましたが、正確には金利が高いものが多いです。

クレジットカード会社が扱っている医療ローンは、使い道が限定されていることもあり審査が比較的穏やかに行われる反面、金利は非常に高く設定されやすいのがデメリットです。

また、どの程度の金額を借りられるのかなども審査によって判断されるため、必ずしも必要な金額を医療ローンで賄えるとは限りません。

一例として、いくつかの医療ローンの借り入れ額や金利などの内容を紹介しておきます。

消費者金融系カードローン 銀行系カードローン 銀行系医療ローン 信販系医療ローン
限度額 300~500万円 300~1000万円 300~500万円 300~500万円
総量規制 対象 対象外 対象外 対象
金利 5~18%程度 2~15%程度 3~10%程度 0~10%程度

ただし、いずれの場合も医療費として利用する場合は総量規制の対象外となるため、基本的には年収による上限を気にする必要はありません。

学生や主婦を含む収入を得ていない人でも、医療ローンを利用できる可能性がありますが、返済シミュレーションはしっかりしておきましょう。

ポイント

貸金業法という法律で高くても20%までと決められています。

審査基準は厳しくなる場合がある

医療ローンの利用希望者の状況に応じて審査がされ融資の可否が判断されます。具体的には、クレジットカードやカードローンの利用履歴などの他社借り入れがポイントになります。

簡単に言えば、一定の返済能力を証明できない状態では医療ローン審査の突破が難しくなります。

また医療機関と提携されていない医療ローンの場合は、必要書類が多くなる傾向があります。本人確認書類の提出は必須ですが、収入証明書や源泉徴収などの所得証明書の提出を求められます。

さらに借りたお金の使途を証明できる書類も必要になる場合があるので注意が必要です。

ポイント

医療ローンの保証会社によっても審査の難易度に違いがあります。保証会社が貸金業者系のほうが、金融機関系よりも審査のハードルは低いと考えられます。

一般的な医療ローンの審査基準
  1. 20歳以上(成人)
  2. 安定収入がある
  3. 勤続年数
  4. 他社からの借入
  5. 過去の返済履歴

審査基準は公開されてないけど、基本的にはカードローンの審査基準と同じです。やっぱり重視されるポイントは返済能力があるかどうかになります。

キャッシング審査に通らない理由を考えてみた!ローンが組めない人には共通点がある!?

医療ローンは学生や専業主婦でも利用できる?

医療ローン(メディカルローン)は、脱毛や美容整形、審美歯科など女性が利用するケースが多いですよね。

専業主婦や家事手伝い、あるいは介護中などで仕事をしていない場合は、医療ローンの審査に通るのでしょうか。

前提条件として、「本人に安定した収入があること」というものがありますが、たとえばアルバイトやパートでも収入を得ていて安定している場合は審査通過の可能性があります。

総量規制の影響を考慮する必要は基本的にないので、年収が少なくても高額な医療ローンの審査をパスできる可能性はあるのです。

専業主婦の場合は配偶者に一定の収入があれば利用できます。


学生だとアルバイト収入は必須です。あとは水商売なども収入が安定していて勤続年数があれば審査通過の期待がもてます。

さらに未成年の場合には親の同意が必要になったり、連帯保証人を求められることもあります。

医療ローンの審査に落ちる3つの理由と対処方法

医療ローン(メディカルローン)の審査で落ちる理由は、カードローン審査で落とされる理由と共通しています。それでは、具体的にどのような理由があるのかを見ていきましょう。

安定・継続した収入がない

医療ローンは福祉制度のような給付ではないので、一定以上の返済能力がある人が対象です。そのため、収入の有無や金額、安定性などによって審査結果が変わります。

収入が少ない、安定していない人は、返済能力がないと審査で判断されてしまいやすいです。

転職したばかりなど、その会社での勤続年数が短い人は注意が必要です。

ポイント

医療ローンの審査で重視されるのは、カードローンでお金を借りるときと同じように所得や返済能力です。また、勤めている職場に在籍確認が必ずあります。

金融事故の履歴がある

過去にカードローンやクレジットカードの履歴において遅延や延滞がある場合、または債務整理、自己破産を経験している場合は、借金に関する社会的な信用能力が失われている可能性があります。そうなると、状況がどうあれ審査通過は見込めません。

ポイント

過去に金融事故の履歴があると厳しくなります。もし心配ならCICなどの個人信用情報の開示をしてみると良いでしょう。

もしかしてブラックリスト入り!? 信用情報の確認方法や消えるまでの期間、回復方法などの疑問を徹底解説!!

ローンの返済額が大きすぎる

収入があり安定していて、さらに異動情報などもない人でも、利用する金額が大きすぎる場合は返済能力の超過として医療ローン審査が通らない可能性があります。
美容整形やインプラント、審美歯科など健康保険適用外で治療費が数百万円になることもあります。

いわゆる「返済比率」が低い方が契約の可能性が高く、他社借り入れの状況次第では審査で否決されやすくなります。

医療ローンは基本的に頭金なしで組むことが可能ですが、できれば頭金を入れたりボーナス時の増額返済を併用したりして、毎月の返済額を減らすことを考えたほうがいい場合もあります。

ポイント

支払総額や月々の返済額を知りたいなら、どこのクリニックも電話や窓口で教えてくれるので確認してみましょう!

医療ローンが払えないとどうなる?!

医療ローン(メディカルローン)は一括では支払いができないような高額な医療費を分割で返済していく方法なので、ローンを組んだあとの支払いをシッカリしていくことが大切です。

契約時には大丈夫だと思ったはずの医療ローンも、実際に返済が始まると想像以上に負担になることもあります。

支払いの滞納は、もちろんしないほうがいいのですが、どうしても返済できない事情が起きてしまった場合にはどうすればいいのでしょうか。

支払い遅延や延滞納をしたらどうなる?

医療ローンは、医療機関で提携しているローン会社や金融機関に申込みをするケースが多いので、通常のローンとは違うイメージを持たれている人もいるかもしれません。

ただ、実際は、他のローンと同様に金利や損害遅延金も発生します。

返済遅延はカードローンと同様に実質20%程度に設定されていることが多いです。支払いが遅れれば遅れるほど返済負担が大きくなります。

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医療ローンの返済が遅れた時の対処法

医療ローンの返済が遅れてしまった場合、遅れた期間が長引くほど金融機関の対応がかわってきます。

遅れが数日程度なら連絡をすれば問題ないことが多いのですが、一ヶ月も返済できないようだと金融機関から電話だけでなく書面でも催告があるはずです。

支払いができない事情がある場合は、きちんと金融機関に連絡して支払計画を相談するようにしましょう。

医療ローンとカードローンならベストな選択は?

ここまで医療ローンに関する紹介を見てきましたが、結論として医療ローンとカードローンはどちらが良いのかと言うと、状況に応じて手段を変更することがベターと言えます。

医療ローンの繰り上げ返済や一括返済は要注意!?

医療ローン(メディカルローン)は割賦販売という分割払いの返済方法となるので、毎月の返済だけでなく繰り上げ返済や一括返済をしようとすると別途手数料がかかる場合があるので注意が必要です。

医療ローンの場合、基本的なローンの仕組みとして、月々返済額は増額したり支払い回数を変更したりすることができません。

つまり、余裕ができて一括返済したとしてもローン残高だけを支払っても返済が終了しないということになります。

公表されていることは稀ですが、返済途中で一括返済すると、ローン残高に対して数パーセント程度、解約手数料がかかります。

一括返済や繰り上げ返済を考えていない場合は問題ありませんが、途中で一括返済をすることも視野にあるなら医療ローンは不安が残ります。

あすかあすか

借入額や返済計画をしっかりたてて利用しないとダメなんですね。

医療ローンを利用したほうがいい場合

端的に双方を比較した場合、より少ない負担で返済を行える方法を優先するべきです。つまり、金利が低くなる方を選択するべきということになるのですが、銀行や非常に条件の良い医療ローンを契約できる場合は、積極的に利用する価値があります。

ポイント

医療ローンで注意したいのは、、、源泉徴収票や収入証明書などの所得を証明できる書類を求められることも多いです。また、クリニックと提携している医療ローン以外だとクリニックと提携している医療ローン以外だと使途を確認できる書類も必要になる場合があります。

キャッシングを利用したほうがいい場合

医療ローンのうち、特に条件面に優れているものは審査から融資までの時間が長いことが多く、その間の支払いができなくなってしまう可能性があります。

また、治療や施術が自分にはあっていないと思って転院する場合に、提携医療ローンだと全額返済を求められることもあります。

条件の良い医療ローンの審査が通らなかった場合、もしくは、ほとんど現金に余力がない状態ならば、キャッシングを利用した方が良いこともあります。

キャッシングならば多くの状況で即日融資が利用できるので、すぐに現金を確保できます。

ポイント

大手消費者金融なら無利息期間のあるキャッシングもあるので、短期で返済するとかデメリットを回避して上手に活用すればさらにお得!

最終的に医療ローンとキャッシングのどちらを選択するのかを判断するためには、金利などの条件や審査基準など比較することが大切です。

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