車検代が払えない!? 更新費用が足りない時の対処法とは?

車を普通通りに使いたいのであれば、必ず定期的な車検取得が必要です。

車検をとる期間は、車種や年式などによって異なりますが、基本的には2年ごとに検定を受けることになります。

2年ごとに5~10万円のコストがかかるということは、当然ながら負担は大きくなってしまいます。

車検代が払えないとなったとき、どのような事態に陥るのか、対応策はどのようなものがあるのかを知ればリスクを解消できます。

車検代が払えないとどうなってしまう?

車検代が払えない場合、車検を通さないという選択をすると、どのようなリスクがあるのか。まずはこの点を見ていきましょう。

車検切れで運転した場合のリスク

車検が切れている車両を公道で運転した場合、無車検運行に該当します。

この場合の罰則は「6か月以下の懲役または30万円以下の罰金」及び「違反点数6点」です。

また、車検取得時に同時に加入する自賠責保険も切れた状態になるので、無保険運行も同時に該当します。

上記に加えて「90日間の免許停止と1年6か月以下の懲役または50万円以下の罰金」と「違反点数6点」が上乗せ(違反点数は6点のまま)されます。

ポイント

クルマがないと生活できないエリアに住んでいるとこの処分は厳しいですね。

自動車保険が使えない

大型駐車場などの敷地内で車検切れの状態で運転しているケースもありますが、敷地内での事故に対して、車検が切れていると自動車保険を使うことができません。

物損事故だけでなく、人身事故についての補償も保険適用できないので全額負担することになります。

任意保険の更新ができなくなる?!

任意保険とは、強制加入が必要な自賠責保険の補償では間に合わない部分の補填を目的として加入する保険です。

通常、任意保険に加入する場合は車検証の写しなどを提出するため、車検切れの状態では加入を断られてしまいます。

当然、更新時にも同様のことが言えるわけですが、更新時に車検証の確認を行わないケースでは車検切れの状態でも加入できる場合もあります。

ポイント

車検切れの状態で公道は走行できませんが、私有地内であれば問題ありません。ただし、私有地での事故の場合は、保険の適用外となるので車両保険で修理することはできません。

無車検で放置していると自動車税の納付書が届かなくなる

通常ならば使用できる状態の車両を所有している場合は、毎年「自動車税納税通知書」が郵送されてきます。

車検が切れた状態で放置していると、この自動車税納税通知書が郵送されなくなる場合があります。

この状態になる理由はいくつかあるのですが、問題となるのは「所在が分からずに納付書が郵送されなかった場合」です。

陸運局などが職権によって登録を抹消したことが理由ならば、車検切れ後の自動車税に関しては納付を免れる可能性もあります。

しかし、登録を抹消していない場合は、最悪、車検切れ以降、現在に至るまでの自動車税と延滞税の支払いを求められる可能性があります。

車検に必要な費用とは?

高くて払えないと感じている車検費用ですが、実は、絶対に払わなければいけない費用と払わなくても良い費用の2つがあります。

絶対必要な法定費用

車検費用のうち、絶対に払わなければいけない費用に当たるものが法定費用です。

法定費用とは、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代を指します。車種などによる違いはありますが、同一条件下であれば常に金額は一定です。

費用項目金額
検査にかかる手数料1,700円
(印紙400円、証紙1,300円)
自動車重量税25,200円※
動車損害賠償責任保険(24ヶ月)22,470円
合計費用49,370円

※自動車重量税は、経過年やエコカー減税適用等により、異なる場合があります。

[参考]国土交通省
自動車損害賠償責任保険料
自動車検査に伴う諸経費等

古いクルマは車検費用が高くなる?!

どんなに定期的なメンテナンスを行ってきた車両でも、継続検査を通すためには交換部品が増えてきます。

さらに、初度登録から一定年数経過した車両は、自動車税および重量税が割増されることになっています。
整備費用だけでなく法定費用も高くなるので、車検費用は高くなる傾向にあります。

[参考]国土交通省:自動車重量税・税率早見表

ある程度のコントロールはできる整備費用

法定費用に対し、必ず支払う必要があるわけではない費用が整備費用です。

車検を取得するために必要な整備を行うだけでなく、異常個所があればその整備費用も必要です。

整備費用に関しては、たとえば修理箇所の部品代のほかに技術料、人件費などの工賃が必要になるため、2~10万円ほどの費用がかかります。

ただ、車検を取得するためだけであれば余計な整備を行う必要はなく、一旦車検を取得してから徐々にを整備していくという方法も可能です。

車検切れを避けるべき理由

すでに「車検切れで運転した場合のリスク」の項で紹介していますが、車検切れを避ける理由は単純にリスクが大きすぎるからです。

免許停止・免許取消の可能性

可能性というよりも、車検切れの状態が発覚した場合は「確実」に免許停止以上の罰則が科されます。

「前歴なし」の状態でも違反点数6点の場合は30日間の免停処分、過去に1回の免停期間があれば90日間の免停処分で済みますが、万が一、過去に2回以上の免停期間があった場合は免許取り消しになってしまいます。

*車検切れの車を運転、走行する行為は犯罪です。無車検・無保険で走行した場合、初犯なら略式裁判となって30万円程度の罰金で済むことが多いのですが、前科があると執行猶予なしの実刑になる場合がほとんどです。

ポイント

無車検車運行という道路運送車両法違反に該当します。点数累積があれば免許取り消し処分が待っているので注意してください。

車検切れで仮ナンバーは超面倒くさい

車検切れの車は「仮ナンバー」を取れば、一時的に車を使用することができるようになります。仮ナンバーの取得方法は次の通りです。

運転免許証、車検証、自賠責保険の原本(仮ナンバー取得後1か月以上有効期限があるもの)、認印、手数料を持って市区町村役場で申請を行います。

窓口で「自動車臨時運転許可申請書」を作成すれば即日発行してもらえますが、自賠責保険が切れている場合は先に加入してから申請する必要があります。

また、仮ナンバーは貸与なので、有効期限満了後5日以内に返却する必要があります。もし、返却しなかった場合、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。

車検費用が足りない時の対処法

このように、自動車を公道で使用するためには自賠責保険も含めた車検が必須です。大きなリスクを負ってまで車検なしの自動車を運転するくらいなら、何とかして車検を取得する方法を検討した方が賢明です。

車検代が払えるまで待つ

最も確実な選択肢となるのは、費用ができるまで自動車を使わずに過ごすことです。

車検が切れている状態でも使用しなければ何の問題もないので、そのままの状態でお金を貯め、資金が貯まったら仮ナンバーを使うなりディーラーに依頼するなりして車検を取得しましょう。

車検業者に分割払いや後払いの相談

業者によっては、車検費用の後払いや分割払いに応じてくれる場合もあります。

そういった後払いや分割払いが対応が可能なのかどうかを事前に確認しておくと、手持ちが不足している状態でも車検を取得して安全に車を使用できる状態を維持できます。

ディーラーの自社ローンや銀行のマイカーローンを使うことも可能です。

ポイント

カーディラーでは難しいかもですが、顔見知りの整備工場であれば、法定費用含めて請求書の後日払いでお願いできるかもしれません。

ユーザー車検で費用をおさえる

たとえば、新車購入後初めての車検や走行距離が少ない車検の時など、ほとんど整備をしなくとも車検が取れてしまう状態であれば、自分でやるユーザー車検を利用する方法もあります。

ユーザー車検ならば、法定費用だけで車検を取得することができるので、負担を大きく減らすことができます。

その後、必要な整備があれば順に対応していけば、安全性も一定以上確保しながら車を使用できます。

クレジットカードやオートローンを利用する

車検費用のクレジットカード払いに対応していれば、手持ちもしくは新たに契約するクレジットカードを使って支払うこともできます。

本人名義のクレジットカードである必要はなく、たとえば配偶者のカードで支払うことも可能です。ただ、その際は、カードの名義人が同行して決済する必要があります。

また、最近では、重量税や自賠責保険などの法定費用については、カード払いが出来ないケースが多く現金を用意する必要があります。

ポイント

車検をディーラーに依頼する場合、提携のマイカーローンを勧められることがありますが、審査に時間がかかったり、審査自体のハードルが高かったりするので、すぐに車検費用が必要な人には不向きです。

クレジットカードを利用する場合は金利(手数料)が高額になるので、返済の負担が大きくなりやすい点に注意しましょう。

キャッシングで借りる

クレジットカード以外の方法であれば、キャッシングを使って現金を借りる方法もあります。

即日融資可能なキャッシングならばすぐに現金を手に入れられるだけでなく、無利息期間や低金利のものを利用すれば、クレジットカードよりも負担を軽減できる可能性もあります。

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まとめ

車検代が払えないときは、まず依頼予定の業者に支払いの相談をしてみましょう。そこで分割や後払いが可能であればそれを利用したり、キャッシングなどを検討するようにし、間違っても車検切れの状態で使用しないようにしましょう。