トレードと凡事のお話 その282

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今日は東日本大震災から7年目となります。m(_ _)m

先週は米NEC委員長辞任や米朝会談合意などニュースに揺れました。



■先週(35日から39)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが89.87で始まり、89.36へ低下した後に

90.36へ上昇して90.11で週の終値になりました。

10年債利回りは週レベルの終値では2.896%へ上昇しました。

NY原油先物(WTI)4月限は週の終値で62.04ドルへ上昇しました。

NYダウは週間797.68ドル上昇、25335.74ドルで取引を終える。

VIX指数は週末時点で14.64へ低下。




<35()>

報道

「独大連立、第2(SPD)が了承。メルケル政権4期目へ」

ユーロドルは一時1.23台後半へ上昇。

ドル円はやや下げて始まる。ポンドドルは一時1.38台を回復。

その後、ドル円が一時やや反発して揉み合う。

ユーロドルやポンドドルがやや反落して揉み合う。

日経平均は133.83円安で寄り付き139.55円安の21042.09で大引け。

豪住宅建設許可(1)は予想より強い前月比17.1%。

発表直後は豪ドル買い反応。

10年債利回りは2.85%台から2.83%台で推移。

中国財新サービス業PMI(2)は予想より弱い54.2。反応は限定的。

中国全人代が開幕。成長目標6.5%維持。

安倍首相は

「まだデフレから脱却とまでは言える状況ではない。

 一日も早く脱却をしていきたい」

トランプ米大統領

「貿易は今が変化の時である。

 米国は貿易協定のほとんど全てで敗者となっており、

 米国の鉄鋼、アルミ産業は死に体となった。

 我々の友人も敵も米国を長年利用してきた」

報道

「イタリア総選挙、政党単独では新興ポピュリズム政党

五つ星運動が30%前後の得票でトップとなりそう。

政党グループとしてはベルルスコーニ元首相が率いる中道右派

フォルツァイタリアなど4党からなる中道右派連合が

35%前後の得票でトップとなりそう。

いずれも単独過半数が難しく、政権の行方は事前予想通り連立次第」

若田部日銀副総裁候補

「総裁を支え職務を全うしたい。

 積極的な緩和により実質賃金の上昇を期待。

 2%目標は有効で有用なもの。時期尚早の政策転換は避けるべき。

 今は日本のデフレ脱却のための鍵となる期間。

 デフレ脱却に向けてあらゆる政策を駆使する。

 出口戦略について適切なイメージ共有必要。

 2%達成前の出口戦略発動あり得ない。

 1か月だけ2%になっても発動あり得ない。

 必要であれば追加緩和を提案する。

 財政政策については政府・国会が決めること。

 先日の総裁の出口議論間違いない発言は、見通し達成が前提」

雨宮日銀副総裁候補

「経験と知見生かして、全力で総裁を支える。

 日本経済は2%に向けて着実に歩みを進めている。

 検討課題は効果、副作用、出口含めて多岐にわたる。

 物価だけ上がればよいとは全く考えていない

 2%目標は収益、賃金、物価の好循環を目指している。

 物価目標達成へのモメンタムはしっかり生きている。

 財政ファイナンスをやっているつもりはない」

報道「全人代、19日に中国人民銀行総裁を選出する予定」

ロンドン時間序盤にドルストレートが反落。

ユーロドルが一時2.23台を割り込む。

10年債利回りは一時2.81%へ低下。

ドル円が105円台前半へ下落。クロス円が下落。

伊総選挙報道

「ベルルスコーニ氏が率いる中道右派連合が最大勢力となる見通し。

 ポピュリズム政党の五つ星運動が単独政党ではトップとなる見込み」

中国上海株式市場は0.04%高で始まり0.07%高で取引を終える。

独の株式市場はマイナス圏で始まりプラス圏へ反発。

英の株式市場はプラス圏で始まる。

ユーロドルが1.23台を回復。ポンドドルが一時1.38台を回復。

ドル円がやや反発して揉み合う。クロス円が反発。

英サービス業PMI(2)は予想より強い54.5

ポンド買い反応。ポンドドルが上昇。

欧小売売上高(1)は予想とおりの前月比-0.1%。

伊サルビーニ同盟書記長

「中道右派がイタリア政権を制するだろう。

 選挙に勝利したのは中道右派だ。

 同盟は支持率を4%から18%に伸ばした。

 五つ星の選挙結果を祝福する。ユーロは強い通貨だと依然確信」

報道「独大統領、メルケル氏を正式に首相に指名」

伊ディマイオ氏

「総選挙で勝利したのは五つ星、組閣の権利がある」

その後、ユーロドルが一時再び1.23台を割り込む。

10年債利回りは一時2.85%台へ上昇。ドル円がやや反発。

豪ドル米ドルやポンドドルが反落。

マクロン仏大統領

「関税は経済のナショナリズムだ。貿易戦争に勝者はいない」

NYダウは下落して始まる。

ドル円は上昇。ユーロドルやポンドドルがやや反発。

ISM非製造業景況指数(2)は予想より強い59.5。雇用が低下。

発表直後の市場反応は限定的。

メイ英首相

「移行プロセスの離脱交渉は合意に近づいている。

 EUの法律、EU司法裁判所の決定は英国に影響し続ける」

ポンドドルが1.38台後半へ上昇。

原油先物は62ドル台へ上昇。豪ドル米ドルがやや反発。

独の株式市場は1.49%高で取引を終える。

英の株式市場は0.65%高で取引を終える。

トランプ大統領

「貿易に関しては譲歩しない。貿易に関して最大の問題は中国。

 計画している関税措置で貿易戦争が引き起こされるとは思わない」

10年債利回りは一時2.89%台へ上昇。

ドル円が106円台を回復。ポンドドルが1.38台前半へ反落。

報道

「イタリア民主党のレンツィ党首が辞任を表明。

 民主党は野党になるだろうと、連立協議には応じない姿勢を示した」

原油先物4月限の終値は62.57ドル。

北朝鮮情報の38ノース

「北朝鮮の寧辺原子炉は依然として稼働している兆候」

NYダウは336.70ドル高の24874.76で取引を終える。

10年債利回りは2.881%VIX指数は18.73へ低下。

NASDAQ1.00%高。SP5001.10%高で取引を終える。


<36()>

日経平均は348.11円高で寄り付き375.67円高の21417.76で大引け。

10年債利回りは2.87%台から2.88%台で推移。

ドル円は堅調傾向で推移。クロス円が堅調傾向で推移。

豪小売売上高(1)は予想より弱い前月比0.1%、

豪第4四半期経常収支は予想より弱い-140億豪ドル。

発表直後は限定的ながら豪ドル売り反応。

東京時間はドルストレートが堅調傾向で推移。

RBAが政策金利を1.50%に据え置く。

RBA声明

「低金利が引き続き豪経済を支える。しばらくは低インフレが続く。

 失業率の低下やインフレ期待の上昇は段階的に。

 豪ドルの上昇はインフレ上昇を鈍化させる。

 2018年の豪経済成長は2017年よりも強い。

 シドニーとメルボルンの住宅市場は鈍化する。

 輸出は一時的な低下が収まると成長する。

 個人消費は高水準を続ける」

発表直後の市場反応は限定的。

黒田日銀総裁

「物価が持続的に下落するという意味でのデフレではない。

 デフレ期待を変えていくにはある程度の時間を要する。

 2%物価目標実現に向けて総仕上げ果たすべく全力で取り組む。

 緩和政策について、年金への影響や出口戦略の問題、

 日銀の財務諸表の問題などは議論のあること。

 2%目標の実現を最優先に政策運営を行っていく。

 2%までまだ道半ばで距離があることは事実。

 19年度での到達が我々のコンセンサス。

 予想物価上昇率など、下方リスク、不確実性も存在。

 物価は足元でまだ弱めの情勢。賃金が非常に重要な要素。

 2%目標が実現していないのに緩和弱めることありえない。

 実現するまで適切な緩和続ける。

 当面長期債が購入出来なくなること考えられない。

 2%はグローバルスタンダード。様々な上振れ下振れ要因。

 2%目標は長い目で見た為替レートの安定に寄与。

 中長期でない成長率、今は1%ぐらい。

 14年度消費増税の影響予想以上に大きかった。

 19年度消費増税の影響は前回比小幅に留まる見込み。

 19年度に直ちに出口迎えると言っていない」

東京時間午後はドル円やクロス円がやや反落。

ロンドン時間序盤にドルストレートが反落。

中国上海株式市場は0.29%高で始まり1.00%高で取引を終える。

独英の株式市場はプラス圏で始まる。

スイス消費者物価指数(2)は予想より強い前月比0.4%。

限定的ながらスイスフラン買い反応。

ドル円が一時106円台を割り込む。クロス円が軟調に推移。

ドルストレートが軟調傾向で推移。

韓国特使団

「北朝鮮は非核化にオープン、体制の安全保障されるなら。

 北朝鮮と韓国は4月に首脳会議開催で合意」

北朝鮮「対話期間中の核・ミサイル実験を停止する」

韓国大統領府「南北首脳会談は4月末に板門店で開催」

円売りと、ドル売り反応。

ドル円やクロス円が反発。ポンドドルが一時1.39台へ上昇。

豪ドル米ドルが0.78台へ上昇。ユーロドルが一時1.24台へ上昇。

10年債利回りは一時2.90%台へ上昇。

原油先物は一時63ドル台へ上昇。

NY時間序盤にドル円が反落。クロス円がやや反落。

ダラス連銀総裁

「現時点で通商交渉は自身の見通しに影響を及ぼさない。

 自身の基本シナリオは年内3回利上げ。

 米国債の動向次第では成長への逆風となる可能性も。

 カナダやメキシコとの貿易は米雇用にとって極めて重要。

 失業率は今年中に4%を下回る見込み。

 米景気拡大の持続にとって今利上げすることが最善」

NYダウは上昇して始まる。米10年債利回りは2.87%台へ低下。

米製造業新規受注(1)は予想とおりの前月比-1.4%。

ライアン下院議長

「トランプ大統領が計画している制裁関税よりも、

 より外科的なアプローチをとるよう推奨。

 鉄鋼、アルミにダンピングがあることは間違いない。

 大統領は制裁関税に関する議会の見解を認識している」

ムニューシン米財務長官

「米国は貿易戦争を目指しているのではない。

 カナダは鉄鋼の重要なパートナー」

独の株式市場は0.19%高で取引を終える。

英の株式市場は0.43%高で取引を終える。

米上院のパーデュー議員

「トランプ大統領は関税措置の変更にオープンだ」

ややドル買い反応。

トランプ大統領

「北朝鮮問題の行き詰まり打破に期待する。

 米国は貿易で利用されてきた。EUは特に米国に厳しい。

 EUは関税の必要性を回避する取引が可能。

 鉄鋼に関税をかける。中国、はるかに多くの鉄鋼を米国に輸出」

原油先物4月限の終値は62.60ドル。

NYダウは9.36ドル高の24884.12で取引を終える。

10年債利回りは2.883%VIX指数は18.36に低下。

NASDAQ0.56%高。SP5000.26%高で取引を終える。


<37()>

NYタイムズ紙

「コーン国家経済会議(NEC)委員長が辞任すると

 トランプ米大統領が発表」

ドル円が105円台へ下落。クロス円が下落。

ユーロドルは1.24台を回復。

ダウ先物が一時1.5%超下落。米10年債利回り一時2.84%台へ低下。

豪ドル米ドルが0.78台を割り込む。

日経平均は155.80円安で寄り付き165.04円安の21252.72で大引け。

ブレイナードFRB理事 (講演テキスト)

「現在のマクロ環境は2年前などに国面した逆風とは違い、

 追い風が吹いている」

報道

「コーン国家経済会議議長の後任として、

 CKEレストランツホールディングスCEOの

 アンディー・パズダー氏を充てる方針」

日経平均が一時反発。ドル円やクロス円がやや反発。

豪第4四半期GDPは予想より弱い前期比-0.4%。

市場反応は限定的。

その後、豪ドル米ドルが一時0.78台を回復。

ダラス連銀総裁

「米国及び世界経済は力強い。

 今年の米経済成長率について2.5%から2.7%と予想している。

 減税と予算合意により、米債務見通しが悪化する。

 利上げについて3回が基本路線、早く始めるべき」

報道

「辞任が発表されたコーン国家経済会議(NEC)議長の後任として、

 ケビン・ハセット大統領経済諮問委員会(CEA)委員長、

 ピーター・ナヴァロ国家通商会議(NTC)委員長、

 CEAの委員長候補としても以前名前の上がっていた

 著名経済評論家のラリー・クドロー氏らの名前が、

 先に報じられたアンディ・パズダー氏とともに

 候補として名前が報じられている」

若田部日銀副総裁候補

「デフレ完全脱却が依然として課題。

 何より大事なのはデフレ完全脱却を目指すレジームの継続。

 時期尚早の金融政策変更でデフレへの逆戻りは避けるべき」

雨宮日銀副総裁候補

「日本経済は2%の物価目標に向けて着実に歩み進めている。

 現状の長短金利操作付量的・質的緩和、その効果、副作用の評価、

 出口戦略のあり方など検討課題は多岐にわたる。

 金融機関を取り巻く経営環境は厳しさを増している」

その後、日経平均が再び反落。ドル円がやや反落。

EU副委員長

「EUとしてトランプ政権の関税に対抗する。

 対抗措置はWTOのルールに沿った範囲にとどめる。

 米国が一方的な措置をとらないこと望む」

ロンドン時間序盤にポンドドルが一時1.39台を回復後に再び反落。

中国上海株式市場は0.02%安で始まり0.55%安で取引を終える。

ドル円がやや反発。ユーロドルは揉み合う。

独英の株式市場はマイナス圏で始まる。

10年債利回りは一時2.87%台へ上昇。

欧第4四半期GDP確報は予想とおりの前期比0.6%。

EU

「ブレグジット後の英国のセクター別プランを拒否。

 英国はブレグジット後の法的枠組みの共有を望んでいない。

 FTAの目的は全てのセクターでの非関税」

ポンドドル軟調傾向で揉み合う。ユーロドル一時1.24台を割り込む。

ADP雇用統計(2)は予想より強い前月比23.5万人。

発表直後の市場反応は限定的ながらドル円が上昇。

米貿易収支(1)は予想より弱い-566億ドル。

米第4四半期非農業部門労働生産性は予想より強い0.0%

ドル円が上昇の後に一時やや反落して揉み合う。ポンドドルが反発。

加貿易収支(1)は予想より強い-19.1億加ドル。

ドルカナダが一時1.29台を割り込む。

アトランタ連銀総裁

「貿易戦争に勝者はいない。

 保護主義は広範にわたる経済にとって良くないこと。

 12月には2回利上げの見通しだったが、現在は3回。

 2回も3回も4回も全て机上にある。

 貿易問題で何が起こるか静観している。

 財政刺激策は利上げを活発にさせる。

 財政刺激策は経済に上向き圧力。

 株価は利益の伸びに沿っていなかった」

NYダウは下落して始まる。原油先物は61ドル台で推移。

BOCが政策金利を1.25%に据え置く。

BOC声明

「持続的な緩和策が必要な公算。

 貿易問題が不透明要因として強まってきている。

 利上げに向け経済を注意深く監視を続ける。

 第4四半期のGDPは予想よりも弱かった。

 インフレは目標に接近。経済は許容水準付近で推移。

 インフレはガソリン価格や電力、最低賃金引上げで上下動した。

 賃金は上昇もスラックは残っていることを示唆。

 経済見通しはこの先の利上げを正当化している」

ドルカナダが上下動の後に上昇。

ユーロドルが1.24台を割り込む。ドルストレートがやや反落。

NYダウは一時300ドル超の下落。

EIA週間石油在庫統計では原油在庫が240.8万バレルの増加。

原油先物は一時62ドル台を回復。

ドルストレートがやや反発。

報道「トランプ大統領は明日、関税の詳細を正式に発表する」

ドル円が一時106円台を回復。

独の株式市場は1.09%高で取引を終える。

英の株式市場は0.16%高で取引を終える。

原油先物が再び反落。

トランプ大統領(ツイッター)

「中国は米国の貿易赤字の削減策を求められている。

 10億ドル?の削減が求められる。

 中国に対して直ちに行動しなければならない」

深夜4時に米地区連銀経済報告

「賃金上昇につれ緩やかなインフレ見込む。すべての地区で物価上昇。

 多くの地区で緩やかに賃金上昇。個人消費はまちまち。

 自動車は減少か横ばい。製造業は広範囲で生産増加。

 4地区で鉄鋼価格上昇」

発表直後の市場反応は限定的。

ホワイトハウス

「関税措置は今週末までに公表される見込み・

 国家安全保障の観点に基づいて国別に決定される。

 メキシコとカナダは適用除外となる可能性」

ドル円が再び106円台へ上昇。クロス円が反発。

原油先物4月限の終値は61.15ドル。

米消費者信用残高(1)は予想より弱い前月比139.1億ドル。

NYダウは82.76ドル安の24801.36で取引を終える。

10年債利回りは2.881%VIX指数は17.76に低下。

NASDAQ0.33%高。SP5000.05%安で取引を終える。


<38()>

日第4四半期GDP二次速報は予想より強い前期比0.4%、

日国際貿易収支(1)は予想より強い-6666億円、

日国際経常収支(1)は予想より強い6074億円。

日経平均は235.44円高で寄り付き115.35円高の21368.07で大引け。

東京時間序盤はドル円がやや反落して揉み合う。

豪貿易収支(1)は予想より強い10.55億豪ドル。

発表直後は限定的ながら豪ドル買い反応。

ユーロドルが一時再び1.24台を割り込む。

報道「金融庁が仮想通貨7社を行政処分。うち2社に業務停止命令」

中国貿易収支(2)は予想より強い337.4億ドル。

市場反応は限定的

10年債利回りは2.87%台で推移。

東京時間終盤にかけてドル円が106円台を割り込む。

ロンドン時間序盤にポンドドルが一時1.39台を割り込む。

豪ドル米ドルが反落。

中国上海株式市場は0.10%安で始まり0.51%高で取引を終える。

独製造業新規受注(1)は予想より弱い前月比-3.9%。

その後、ポンドドルやユーロドルが一時やや反発。

独英の株式市場は小幅安で始まる。

ドル円が106円台を回復。ユーロドルが1.23台へ下落。

ポンドドルが1.38台へ下落。豪ドル米ドルが0.77台へ下落。

ブルームバーグ

「イタリア反移民政党「同盟」の幹部が、

 多数派形成に向けて与党の民主党議員と接触している」

メイ英首相

「今日、欧州企業幹部らとブレグジットについて協議する」

ECBが政策金利を0.00%に据え置く。

ECB

「QE買い入れに関する表現を変更。

 金利は現在の水準で長期にわたり維持される見通し。

 金利はQEの終了後も相当な期間現在の水準に留まる。

 必要であればQEの規模を拡大、との文言削除。

 保有債券の償還元本を必要な限り再投資」

ユーロドルが1.24台を回復。ポンドドルがやや反発。

米新規失業保険申請件数は予想より弱い23.1万件。

発表直後はドル売り反応。ドル円がやや反落。

ドラギECB総裁

「現状の金利水準をQE終了まで継続。

 ECBは為替と金融環境の変化を注視する。

 ユーロ圏の成長見通しへのリスクはほぼ均衡。

 インフレ押し上げのため潤沢な水準の緩和が必要。

 コアインフレは中期で緩やかな上昇を見込む。

 QEに関する文言の変更は全会一致」

ECBスタッフ経済予測

2018年のインフレ見通しを1.4%に据え置き。

 1019年のインフレ見通しを1.5%から1.4%に引き下げ。

 2020年のインフレ見通しを1.7%に据え置き。

 2018年の成長見通しを2.3%から2.4%に引き上げ。

 2019年の成長見通しを1.9%に据え置き。

 2020年の成長見通しを1.7%に据え置き」

ユーロドルが1.23台へ反落。ポンドドルが下落。

NYダウはプラス圏で始まる。

10年債利回り一時2.84%台へ低下。原油先物は60ドル台へ下落。

ドル円が106円台前半へ上昇。

独の株式市場は0.90%高で取引を終える。

英の株式市場は0.63%高で取引を終える。

原油先物4月限の終値は60.12ドル。

ブルームバーグ

「英当局者の話としては、年内のEU離脱交渉の合意は難しく、

 来年1月が現実的」

NY時間後半にポンドドルが一時1.38台を割り込む。

ユーロドルが一時1.23台を割り込む。

トランプ大統領

「鉄鋼・アルミ輸入に関税を課す。我々は金属産業を守る必要。

 世界の友人に関税で柔軟性示す必要。

 外国政府は安価な金属に膨大な補助金。

 関税は米国の安全保障に不可欠と正当性主張。

 USTR代表が関税解除で各国との交渉担当。

 個別の国々への関税修正にオープン。

 関税適用除外で他の軍事同盟国も検討。

 中国との貿易赤字を何らかの方法で削減する」

NYダウは93.85ドル高の24895.21で取引を終える。

10年債利回りは2.859%VIX指数は16.54に低下。

NASDAQ0.42%高。SP5000.45%高で取引を終える。


<39()>

オセアニア時間にドル円が106円台半ばへ上昇。

日経平均は226.15円高で寄り付き101.13円高の21469.20で大引け。

10年債利回りは一時2.88%台へ上昇。

日経平均が一時500円超の上昇。ドル円が106円台後半へ上昇。

中国消費者物価指数(2)は予想より強い前年同月比2.9%

中国生産者物価指数(2)は予想より弱い前年同月比3.7%

鄭国家安保室長

「トランプ米大統領と北朝鮮の金委員長が

 5月に会談を行うことで合意した」

トランプ大統領

「北朝鮮の金院長との会談が計画されている。

 委員長は核開発の凍結だけでなく、非核化にまで言及しており、

 大きな前進が見られる。制裁については合意まで継続」

中国商務省

「米国の鉄鋼とアルミの関税賦課方針について、断固として反対。

 取り下げを求める。自国の利益守るため、強力な措置講じる」

カンザスシティ連銀総裁

「政策金利の緩やかな正常化が大切。

 米国の物価は今年中に目標の2%に達する。

 FRBの二大責務の雇用の最大化と物価の安定はほぼ達成しているが

 金融政策は依然緩和的。バランスシートの正常化が

 非常に緩慢であることで様々なゆがみが生じている」

麻生財務相

「極めて遺憾。世界の鉄鋼・アルミ市場に混乱生じる。

 世界経済へも大きな影響を及ぼしかねない。

 高品質の日本製品は米産業や米雇用にも大きく貢献している。

 日本企業への影響を精査し、対象除外を働きかけていく」

世耕経済産業相

「日本はWTOの枠組みの中で必要な措置、対応を検討。

 アジア地区の鉄鋼・アルミ市場を混乱させる可能性、極めて遺憾」

日銀金融政策

「政策金利は-0.1%に据え置き。

 現行の長短霧操作付き量的質的緩和の現状維持を決定。

 住宅投資は弱含んで推移している。(従来から判断を引き下げ)

 海外経済は従来の緩やかな成長から総じてみれば着実な成長。

 景気判断などについて81で決定。

 片岡委員が18年度中の目標達成が望ましいと反対」

ドル円がやや反落。ドルストレートがやや反発。

日経平均が一時マイナス圏へ反落。

ホワイトハウス

「トランプ大統領と安倍首相が電話会談を行い、

 北朝鮮の非核化などについて話し合った」

黒田日銀総裁

「前向き循環働く下で景気は緩やかに拡大している。

 消費者物価の前年比は2%に向け上昇率高めていく。

 2%目標に向けたモメンタム維持のため必要な調整行う。

 2%目標の実現を目指し必要な時点まで現政策を継続する。

 過去5年で経済と物価は大幅に改善した。

 今後も現在の緩和を粘り強く進める。

 米貿易政策に不確実性、リスクと意識されているとの指摘も。

 経済の良好なファンダメンタルズに変化ない。

 実体経済への影響は限定的、国際的に不安定な市場も。

 岩田、中曽両副総裁は政策決定、運営に大きく貢献した。

 モメンタム維持されなければ当然追加緩和を検討する。

 金利調整について現時点では考えていない。

 2%目標達成前の調整は理屈としては成り立つが、考えていない。

 異次元緩和、ふわっと全体として強さを示すために使った。

 春闘は、労使で好循環実現に向けた取り組みを期待。

 国債購入は財政ファイナンスではない。

 G7G20で自由貿易の重要性は共有されている。

 通商政策は経済の影響し得るので交渉をよく見ていく」

市場反応は限定的。

中国上海株式市場は0.09%高で始まり0.57%高で取引を終える。

独鉱工業生産()は予想より弱い前月比-0.1%。

限定的ながらユーロ売り反応。

独英の株式市場は前日終値レベルで始まる。

ポンドドルは1.38台前半へ上昇。

その後、ポンドドルがやや反落して揉み合う。

ユーロドルが一時1.23台を割り込む。豪ドル米ドルが0.78台を回復。

英鉱工業生産(1)は予想より弱い前月比1.3%、

英製造業生産(1)は予想より弱い前月比0.1%。

限定的ながらポンド売り反応。

独政府報道官

「トランプ大統領の関税、EU首脳会議での議題に。

 独政府はトランプ政権の関税を違法と認識している」

麻生財務相

「佐川国税庁長官が辞任。国会対応で混乱招いたことなど理由」

イタリア五つ星運動

「民主党との連携が政権樹立で望ましい。

 同盟との協力についてもオープン」

英FT紙

「英政府がEU離脱精算金支払いの財政への影響を公表へ。

 13日にハモンド英財務相が公表する春季財政報告に盛り込まれる」

ポンドドルは揉み合いながらもやや上昇。

その後、ドルストレートがやや反落。

米非農業部門雇用者数(2)は予想より強い前月比31.3万人、

米失業率(2)は予想より弱い4.1%、

米平均時給(2)は予想より弱い前月比0.1%。

発表直後はドル買い反応。ドル円が一時107円台へ上昇。

ドルストレートは一時下げた後に反発。

加新規雇用者数(2)は予想より弱い1.54万人、

加失業率(2)は予想より強い5.8%。

加第4四半期設備稼働率は予想より強い86.0%。

加ドル買い反応。ドルカナダが下落。

シカゴ連銀総裁

「雇用統計は極めて強い数字だ、良いニュース。

 米経済成長は3%に達する可能性も。

 まだ賃金上昇圧力につながっていない。

 3月FOMCに関してはデータを確認したい。

 慎重姿勢でいることは可能。長年に渡って低インフレだった」

NYダウは上昇して始まる。

10年債利回りは一時2.91%台へ上昇。

ロンドンフィックス過ぎにドル円がやや反落。クロス円がやや反落。

ポンドドルやユーロドルがやや反落して揉み合う。

ムニューシン米財務長官

「中国とは直接協議している。

 北朝鮮との協議は将来に向けて非常に重要。

 米雇用統計での労働参加率の上昇は好ましい」

DAX0.07%安の12346.68で取引を終える。

FTSE1000.30%高の7224.51で取引を終える。

ボストン連銀総裁

「3回超の利上げが今年必要になる可能性ある。

 過剰刺激策は好況も不況も招くリスク。財政政策は若干刺激的。

 FRB政策は緩和的。労働市場は力強い。貿易戦争は下振れリスク」

原油先物4月限の終値は62.04ドル。

NYダウは440.53ドル高の25335.74で取引を終える。

10年債利回りは2.896%VIX指数は14.64に低下。

NASDAQ1.79%高の7560.81で取引を終える。

SP5001.74%高の2786.57で取引を終える。




<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初5日に105.45レベルで始まりロンドン時間序盤に

週安値となる105.35へ下落しましたが、その後、切り返して、6日の

東京時間前半にかけて106.46へ上昇しました。その後、ロンドン時間

にかけて105.85へ反落しましたが、NY時間序盤にかけて106.43

反発しました。その後、揉み合いながらも軟調傾向で推移して7日の

オセアニア時間に105.45へ下落する展開になりました。その後、揉み

合いを経てNY時間から堅調傾向で推移して9日の東京時間前半に

106.94へ上昇する展開になりました。その後、106.57へ下押しとなり

ましたが、再び反発して米雇用統計の発表後に週高値となる107.05

上昇して106.81レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初5日に1.2334レベルで始まり揉み合いの後に

ロンドン時間に週安値となる1.2269へ下落しましたが、その後、揉み

合いながらも切り返して、6日のロンドン時間に急伸した後に揉み合い

ながらも7日のロンドン時間にかけて1.2445へ上昇する展開になりま

した。その後、揉み合いながら8日のロンドン時間に1.2369へ反落し

ましたが、ECB理事会の発表後に上伸してドラギECB総裁の会見中に

週高値となる1.2446へ上昇する展開になりました。しかしその後、急

反落して、9日の米雇用統計発表後に1.2273へ下落した後に1.2306

レベルで週の取引を終えました。






●今週(312日から316)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは107.00の「00」ポイント

から先週高値の107.05を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場

合は227日の高値107.67、さらに上昇した場合は221日の高値

107.90、ここを上抜けた場合は108.00の「00」ポイントから29

の安値108.04、さらに上昇した場合126日の安値108.28、ここを

上抜けた場合は26日の安値108.45を巡る攻防が注目されます。

一方、下落した場合は、まずは6日の高値106.46を巡る攻防が注目さ

れます。ここを下抜けた場合は106.00の「00」ポイント、さらに下落

した場合は8日ロンドン時間序盤の押し安値106.89から6日の安値の

105.85、ここを下抜けた場合は7日の安値105.45、さらに下落した場

合は先週安値105.35から年初来安値の105.25を巡る攻防が注目されま

す。


今週のドル円相場にかかわる要人発言では、12日の米月次財政収支、

13日の米消費者物価指数、14日の日機械受注と日銀金融政策決定会合

議事録要旨と中国小売売上高と中国鉱工業生産と米小売売上高と米生産

者物価指数、15日のNY連銀製造業景況指数とフィラデルフィア連銀

製造業指数と米新規失業保険申請件数と米NAHB住宅市場指数と対米

証券投資、16日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生産と

ミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


先週のドル円は、6日の南北首脳会談の合意と北朝鮮の核・ミサイル

実験の停止発表、7日のコーン国家経済会議 (NEC) 委員長の辞任、

米国の関税措置でのメキシコとカナダの適用除外発表、8日のトランプ

大統領による「関税適用除外で他の軍事同盟国も検討」の発表、9日の

「トランプ米大統領と北朝鮮の金委員長の5月会談合意」報道、そして

米雇用統計の発表など、報道やイベントを経て、106円台後半へ上昇し

て週の取引を終えました。

さて、米雇用統計の重要イベントを経過した今週ですが、13日の米消

費者物価指数と14日の米小売売上高が注目の焦点になります。

また、米国の関税措置に対抗して中国とEUの何らかの具体的な発表が

ある可能性もありそうです。6日時点のIMM通貨先物では円が9806

枚の売り越し減となりましたが、86845枚の売り越しとなっている事は

注目されます。先週末はNYダウが堅調に推移する中、107円台乗せに

は慎重な値動きとなっていて、週初は107円を巡る売り買いの攻防が

注目されます。




<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは9日の高値1.2334

巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は3日の高値1.2364

8日ロンドン時間の押し安値1.2369、さらに上昇した場合は1.2400

の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は7日の高値1.2445から先週

高値の1.2446を巡る攻防が注目されます。

一方、下落した場合は、まずは9日の安値1.2273から先週安値1.2269

を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は222日の安値の

1.2259から2日の安値1.2251、さらに下落した場合は29日の安値

1.2205から1.2200の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は1日の

安値1.2154を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場にかかわる経済指標および要人発言では、14

の独消費者物価指数改定値とドラギECB総裁の発言と欧鉱工業生産、

16日の欧消費者物価指数確報などが注目されますが、対ドル通貨ペア

として、12日の米月次財政収支、13日の米消費者物価指数、14日の

中国小売売上高と中国鉱工業生産と米小売売上高と米生産者物価指数、

15日のNY連銀製造業景況指数とフィラデルフィア連銀製造業指数と

米新規失業保険申請件数と米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、

16日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生産とミシガン

大学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


さて先週のユーロドルは、「独大連立、第2(SPD)が了承。メルケル

政権4期目へ」との報道を背景にやや上昇して始まりましたが、伊総選

挙で与党PD率いる中道左派連合が惨敗して中道右派連合が最大勢力に

躍進するもハングパーラメントとなり連立の見通しもすぐに立たない状

況から1.23台を割り込みました。その後、ドル売りも背景に反発して

1.24台前半へ上昇した後に下押して再び1.24台を割り込みECB理事会

の発表を迎えました。ECB理事会の発表では「必要であればQEの規

模を拡大、との文言削除」がされて一時1.24台半ばへ上昇しましたが

ドラギECB総裁の会見で「QEに関する文言の変更は全会一致」で

あったことが示されて、ECBスタッフ経済予測で「1019年のインフレ

見通しを1.5%から1.4%に引き下げ」が示されたことで急落して、9

にかけて一時1.23台を割り込み1.2306レベルで週の取引を終えて、

上へ「行って来い」の相場展開になりました。

36日時点のIMMの通貨先物では5005枚の買い越し減とはなるも

132972枚の買い越しとなっていたことから手仕舞いの買戻しで下げた

可能性がありますが、今週は14日のドラギECB総裁の発言は注目され

るもユーロにかかわる指標は比較的小粒で、伊連立協議の進展状況、

および対ドル通貨ペアとして、13日の米消費者物価指数と14日の米

小売売上高が注目の焦点になります。まずは先週安値の1.2269を割り

込まず踏みとどまれるかが注目されます。





■トレードと凡事のお話 その282


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が

トレードでは当たり前なことこそが大切として、

「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。

 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは

いったいぜんたい何なのでしょうか...。


今回は「トレードと凡事」その第二百八十二話です。


それでは、はじまり、はじまり~。^^




『おい、ジイさん。先週は南北首脳会談の合意と北朝鮮の核・ミサイル

 実験の停止発表、コーン米NEC 委員長の辞任、米国の関税措置での

 メキシコと加の適用除外と関税適用除外で軍事同盟国も検討との発表

 5月の米朝首脳会談合意の発表、そして米雇用統計など、報道やイベ

 ントを経て、ドル円は一時107円台前半まで上昇したよな...


「ふむ。そうであったのう...。溜口剛太郎殿。

 コーン米NEC 委員長の辞任は関税措置への抗議の辞任のようじゃが

 突然で驚きであったし、米朝首脳会談合意もトピックとなったのう」


『まぁ、米国の関税措置も次第に柔軟になってきているようだが、

 もしかすると米関税措置は対中国が主眼だったのかもな...。

 そして、ちびのロケットマンとか老いぼれとか互いに罵り合ってきた

 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩委員長が会談合意となった事は

 北朝鮮への経済制裁が効いてきている事と、南北首脳会談合意が

 その背景にあるのだろうけれど、意外といえば意外だったよな...』


10日にトランプ大統領がツイッターで、北朝鮮について『対話が続

 く限りミサイル発射を行わないと約束した。彼らがその約束を守ると

 信じている』と述べており、北朝鮮リスクは大きく後退しているが

 5日の北朝鮮情報38ノースによれば『北朝鮮の寧辺原子炉は依然と

 して稼働している兆候』と報じているとともに、過去四半世紀では

 北朝鮮の非核化の細部を詰めるうちに決裂を繰り返してきた歴史的

 事実があり、一部では核武装の時間稼ぎとの声もあるようじゃのう」


『まぁ...、中東問題も含めて平和な世界を願いたいもんだぜ。

 ところで、今週のドル円はどんな相場展開になるのかねぇ...』


「ふむ...。先週末は米雇用統計の発表後にNYダウが400ドル超上昇

 する中、ドル円は107円台乗せに慎重な動きを見せておったようで

 日足レベルでは、EMA21に頭を押さえられる格好で下落トレンドが

 いまだに続いている状況のようじゃ...。13日の米消費者物価指数と

 14日の米小売売上高が注目の焦点となろうのう...。溜口剛太郎殿」


『さてところで...、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう...。『情報氾濫のお話』もいつかはさせて

 もらいたいと思っておるのじゃが...、今日は勝ち組トレーダーへの

 『初めの目標のお話』でもさせてもらうとしようかのう...」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか...。ジイさん』


「トレーダーの8割以上が負けていると言われている相場の世界じゃが

 トータル収支で勝てない頃は、勝率に異常なまでに拘ったり...、

 損大であるとともにビビりの利小の決済が恒常化していたり、

 あるいは逆に、小さな池(低ボラ相場)で大魚を釣ろうとしたり、

 また、トレードチャンスに異常に貪欲となりがちなものでのう...」


『あははっ。経験者は語るっていうやつだな。ジイさん。

 これらの全てがジイさん自身に該当していたんじゃないか...』


「あははっ。溜口殿のお見通しのように恥ずかしながらその通りじゃ。

 勝率に拘り、麻薬のようにナンピンを繰り返していた時期もあった。

 さて、溜口剛太郎殿は勝率55%と聞いてどう思われるであろうか」


『まぁ、サイコロを振って判断するにも近いショボ過ぎる勝率だな...』


「まぁ、じつはリスク・リワード比を想定しないで勝率を問う、

 この設問自体が間違っているのじゃが、派手な宣伝が飛び交う昨今、

 勝率55%はショボく感じられるものじゃのう...。溜口剛太郎殿」


『まぁ、損大利小なほど勝率だけは高くなり、損小利大とするほどに

 一般に勝率は低下するものだからなぁ...。それでも半分近く負ける

 勝率55%はあまりにもショボ過ぎはしないかい? ジイさん』


「ふむ...。ところがのう。リスク・リワード比が現実的な11.5でも

 勝率55%では、総利益÷総損失のプロフィットファクター(PF)

 計算上では1.8超となるのじゃのう...。溜口剛太郎殿」


PF1以下ではトレードするほどに赤字となるが...、その一方、

 システムトレードではPF2以上の異常に高い数値の場合は、

 一時期の相場つきに合わせ過ぎたカーブ・フィッティングの疑いが

 あるといわれる事があるからなぁ...。そういった意味ではPF1.8

 ロバスト性も高そうでなかなか良い値と言ってもよいのかもな...』


「ふむ...。リスク・リワード比が現実的な11.5で、勝率55%では

 PF1.8超となる事は、ある意味、新鮮な驚きとなろうが、

 裁量トレードでも、まずは目指すべき『初めの目標』とできよう...」


『まぁな。PF1.8超ならそう言っても良いのかもな。ジイさん』


「えてして初心の頃は少年がスーパーマンになる夢を抱くように

 非現実的な理想を追い求め、勝率100%を目指そうとしたり、

 別の言い方をすると、バレーボールや卓球の試合で相手に1点も

 取られない完全試合を目指すように、あり得ぬ理想を夢見るもので

 トレード手法は数学のような絶対の方程式ではあり得ないのに、

 負けると『なぜ負けたのでしょう。どこが悪かったのでしょう』と、

 問い悩むものでのう...。溜口剛太郎殿」


『まぁ、オレ様にも経験があるが、初心者「あるある」で、

 手法は優位性やエッジのある状況を示すもので聖杯ではないのに、

 ついつい数学のような絶対性を求めて、確率的な意味における

 負けを認めることがなかなか出来ないものだぜ...。ジイさん』



「負けることもあるべき事と受け入れて、トレードが勝ちと負けとの

 『トータル収支で勝ちを目指すこと』ということが本当に判るには

 ある程度の年月を要するものなのじゃのう...。溜口剛太郎殿」


『そういった意味でも、リスク・リワード比が11.5ならば、

 勝率55%、つまり100回のトレードで45回も負けるとしても、

 プロフィットファクター(PF)1.8超にもなりプラス収支となる事を

 知ることは意義あることと言えるのかもしれないよな...。ジイさん』


「ふむ。そう言ってよいのではあるまいか...。溜口剛太郎殿。

 そして勝率についてじゃが、初心の頃ほどトレードチャンスに貪欲で

 ポジポジ病となり数多くトレードする事を好む傾向があるものじゃが

 数多くトレードするほど収益が向上するということは恐らく妄想で、

 むしろ無駄トレードをいかに抑制していくかという事が大切であり、

 トータル収支で勝てるようになったトレーダー達の多くが

 『勝てるようになってきたらトレード回数が減りました』という事は

 特筆すべきことのようじゃのう...。溜口剛太郎殿」


『まぁ、それだけ良くない状況での無駄トレードの排除ができていて、

 自身にとっても得意な相場状況で、良い状況でのトレードを厳選して

 チャンスの絞り込みができている、という事なんだろうけれども、

 これは勝率にも大きく影響することだよな...。ジイさん』


「そういったことで、リスク・リワード比が現実的な11.5

 勝率55%のPF1.8のトレードを、まずは『初めの目標』として

 目指し精進する事は推奨できることなのではあるまいかのう...」






なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m



ではまた来週。