トレードと凡事のお話 その148

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先週はドル円が一時200212月以来の124.45へ上昇しましたね。

ただ、2007年高値を月足の終値レベルで抜けたかは微妙なようです。







●今週(61-65)のドル・円・ユーロの注目点


 


 


先週は、ドルインデックスが96.54で始まり一時97.88へ上昇しまし


たが、その後にやや反落して96.99で週の終値になりました。


10年債利回りは週レベルでは2.121%に低下しました。


NYダウは週間221.34ドル下落。18010.68ドルで週の取引を終える。


 


 


先週のドル円は、週初25日に121.48で始まり、予想より強い結果と


なった日通関ベース貿易収支には反応薄で、日経平均が堅調に推移す


るなか東京時間序盤に121.77へ上昇した後に緩やかに反落して、独


英米が休場のなか26日オセアニア時間にかけて121円台半ばで小幅


な揉み合いになりました。その後、東京時間が近づく頃から反発して


東京時間終盤にかけて121円台後半へと反発して、午後3時過ぎから


ドルストレートの下落に伴うドル買いも背景に年初来高値を更新して


ロンドン時間序盤に122.87へ急伸しました。その後、一時122円台


半ばへ反落しましたが、NY時間序盤から反発して、米耐久財受注(


自動車)が市場予想より強い結果となったことを背景に123.28へ上昇


しました。その後、やや押しとなりましたが、米新築住宅販売件数や


米消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が予想より強い結


果となったことを背景に123.32へ再び上昇しました。しかしその後


に発表されたダラス連銀製造業活動指数が20096月以来の低水準


となって122.84へ反落しました。その後、「イエレンFRB議長は毎年


8月下旬にジャクソンホールで開かれる年次シンポジウムを欠席する


見通し。」との報道や、翌27日の東京時間の麻生財務相の「急激な変


動は望ましくない。」との発言があるなかロンドン時間序盤にかけて


123.00を挟む上下動の揉み合いになりましたが、その後、午後6時半


頃から米10年債利回りの上昇やユーロ円の堅調も背景にNY時間序盤


にかけて123円台後半へ上昇しました。その後、黒田日銀総裁の「為


替はファンダメンタルズに即し安定的な推移が望ましい。金融政策は


為替レートをターゲットにしてない。」との発言を背景に一時123.44


へ反落しましたが、ギリシャを巡る錯綜する報道に揺れながらも、ド


ルストレートの下落に伴うドル買いを背景にNYダウが100ドル超と


堅調に推移するなか深夜2時過ぎに124.06へ上昇しました。その後


利食い売りもあったか、米10年債利回りの低下も背景に反落して、


28日の東京時間序盤に独G7当局者の「ギリシャ支援協議に大きな


進展は見られない。」との発表もあるなか123.49へ下落しました。


その後、ユーロ円の堅調も背景に切り返して日経平均が堅調に推移す


るなかストップも巻き込んだか正午過ぎに124.29へ上昇しました。


その後、ユーロ円の下落も背景に反落して、中国上海株式市場が大幅


下落になり日経平均も上げ幅を縮小するなか東京時間終盤にかけて


123.58へと下落する展開になりました。その後、ロンドン時間序盤に


入ると切り返して米10年債利回りの上昇やユーロ円の堅調も背景に


午後8時過ぎに124.38へ上昇しました。その後、反落して、NY時間


に入り発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い結果に


なったことも背景に124.07へ押しましたが、その後に再び反発して


米中古住宅販売成約が市場予想より強い結果になったことも背景に


年初来高値を更新して12年半ぶりの高値となる124.45へ上昇しまし


た。その後、利食い売りもあったか反落して、IMF専務理事の「ギリ


シャのユーロ離脱の可能性は排除しない。」との発言や、米財務省の


「日米財務相会談でルー米財務長官が麻生財務相に対して為替の約束


順守の重要性を指摘。」との発表や、日財務相の「ここ数日の円安の


動きは荒い。(中略)為替市場を注意深く監視。米財務長官との会談で


G7G20での為替のコミットを再確認。」との発言があるなか深夜


2時半過ぎに123.63へ下落しました。その後、NY時間終盤にかけて


ユーロ円の堅調も背景に124.10へ反発しましたが、その後、再び反


落して軟調推移になり、翌29日に発表された日CPIは市場予想とお


りとなるも日失業率が市場予想より強い結果になったことも背景に、


日経済再生相の「為替は移行が急激だといろいろ影響受ける。過度な


円安というところまで行っていない。」との発言もあるなか東京時間


前半にかけて123.60あたりまで押しとなりました。その後、切り返


して、一時マイナス圏に反落していた日経平均が反発して11日続伸


となるなかロンドン時間序盤にかけて124.02へ反発しました。


その後、再び124円台を割り込み上下動の揉み合いになりましたが、


黒田日銀総裁の「G7では日本のQEへの批判はみられず。」との発言も


あるなか徐々に反発して、NY時間序盤に発表された米第1四半期GDP


改定値がマイナスながらも市場予想より強い結果になり124.14へ上


昇する展開になりました。その後、シカゴ購買部協会景気指数が市場


予想より弱い結果となったことや米10年債利回りの低下も背景に


反落して、その後に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数確報が


市場予想より強い結果になったことで一時反発した後に123.72へ押


しとなりましたが、ドルストレートの反落に伴うドル売りも背景に


ロンドンフィックスにかけて切り返して、その後、揉み合いながらも


堅調傾向で推移して124.14(チャートによっては124.11124.16)


週の取引を終えました。


 


 


今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値124.45のポイ


ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は19995


の高値124.90からリバース・ノックアウト・オプションがあるとさ


れる125.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は20018月の


高値125.19のポイント、ここを上抜けた場合は200210月の高値


125.62から200212月の高値125.73のポイント、さらに上昇した


場合は126.00の「00」を巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは528日から29日にかけての揉み合


い下辺の123.60から123.50アラウンドのポイントを巡る攻防が注目


されます。ここを下抜けた場合は526日の高値123.32のポイント


さらに下落した場合は123.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場


合は527日の安値122.77のポイント、さらに下落した場合は5


26日のロンドン時間序盤の押し目122.45のポイント、ここを下抜け


た場合は122.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、1日の米個人消費


支出と米PCEデフレータと米PCEコア・デフレータとISM製造業景況


指数、3日の米ADP雇用統計と米貿易収支とISM非製造業景況指数と


米地区連銀経済報告、4日の黒田日銀総裁の発言と米新規失業保険申


請件数と米失業保険継続受給者数、5日の米非農業部門雇用者数と米


失業率と米製造業雇用者数と米平均受給、などが注目されます。


 


 


先週のドル円は、121円半ばで始まり独英米が休場の週初に小幅に揉


み合うも、その後はまだら模様の米経済指標ながら堅調に推移して、


528日のNY時間に2002126日以来の高値となる124.45へと


上昇しました。その後、124円を挟む上下動の揉み合いになりました


124.14(チャートによっては124.11124.16)で週の取引を終えま


した。


 


522日イエレンFRB議長が年来利上げをほのめかしたことがドル円


上昇の主要な背景てすが、529日に米商品取引委員会CFTCが公表


した円の対ドル売買額によりますと26日時点で7778億円と1週間前


3倍近くになっていることでファンド主導であったことがうかがわ


れます。


 


G7では日本のQEに対して表立った批判はなかったようですが、日米


財務相会談ではルー米財務長官が麻生財務相に対して為替の約束順守


の重要性を指摘して麻生財務相が「ここ数日の円安の動きは荒い。」


と発言するなど、今後の要人発言も注目材料になりそうです。


 


また、26日に「イエレンFRB議長は毎年8月下旬にジャクソンホール


で開かれる年次シンポジウムを欠席」との報道がありましたが、様々


な憶測を呼んでいるようす。「市場に織り込みを促す機会を回避した


ことで9月利上げ説は後退した。」との見方がある一方で、「イエレン


FRB議長は議長就任時にもジャクソンホールのシンポジウムを欠席し


たことから『重要な発表前はジャクソンホールを欠席する』傾向があ


り、ジャクソンホールの欠席は重要な発表前に市場に余計な思惑を与


えないための配慮で、むしろ9月利上げが強まった。」とする観測も


あるようです。


 


今週の最大のイベントは週末5日の米雇用統計ですが、この日は「ギ


リシャのIMFへの返済日と国債償還日である」ことや「OPEC総会が開


催される」など、注目材料が重なっていることで次第よっては大きく


相場が動く可能性がありそうです。


 


 


先週のユーロドルは、前週末にギリシャ内務相の「ギリシャ政府は支


援がなければ資金がなく6月のIMFへの返済ができない。」との発言


もあり週初25日に下窓を空けて1.1001で始まり1.0964へ下落した


後に午前8時過ぎに1.1009へ反発しましたが、東京時間が近づく頃


から再び反落して東京時間後半にかけて1.09台後半で小幅な揉み合


いになりました。その後、東京時間終盤にかけて1.1006へ反発しま


したが、ロンドン時間に入ると独が休場のなか再び反落して1.0958


へ下落する展開になりました。その後、ギリシャ政府報道官の「流動


性の問題は明白。支払い期限を遵守して義務を果たすよう努力。5


末から6月初頭までの合意望む。資本規制導入のシナリオはない。」


との発言のあるなか小幅に戻して米が休場のなか翌26日のオセアニ


ア時間にかけて1.09台後半で小幅な揉み合いになりました。


その後、東京時間が近づく頃から反落してドル円の上昇に伴うドル買


いを背景にストップも巻き込んだかロンドン時間序盤にかけて1.0884


へ下落しました。その後、プラス圏で始まった独株式市場が一時1


超の下落となるなか切り返して、ギリシャ財務相の「ギリシャ政府は


65日のIMFへの返済を行う予定。」との発言も背景にNY時間序盤


にかけて1.0939へと反発しました。しかしその後、再び反落して、


米耐久財受注(除自動車)が市場予想より強い結果となったことによる


ドル買いに軟調に推移して、その後、一時やや戻すも、米新築住宅販


売件数や米消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が予想よ


り強い結果となったことによるドル買いに1.0872へ下落しました。


その後に発表されたダラス連銀製造業活動指数が20096月以来の


低水準となったことによるドル売りに一時1.0903へ反発しましたが


その後、再び1.09台を割り込み、翌27日の東京時間前半にかけて


1.08台後半で上下動の揉み合いになりました。その後、東京時間後半


に日財務相の「急激な変動は望ましくない。」との発言にドル円が下


落したことに伴うドル売りも背景に切り返してロンドン時間序盤にか


けて1.0928へ反発しましたが、その後、ドル円が反発したことに伴


うドル買いを背景に再び反落して、米10年債利回りの上昇も背景に


米財務長官の「ギリシャは事態打開のために充分な進展をみせていな


い。信頼の置けるプランの提出を。ギリシャでのアクシデントを懸


念。G7の議題としてギリシャを取り上げる。」との発言もあるなか、


NY時間序盤にかけて週安値となる1.0818へ下落しました。その後、


ドル円の下落に伴うドル売りを背景に切り返して、「ギリシャと債権


団が事務方レベルで合意書作成開始とギリシャの首相が発言。」との


報道も背景に独の株式市場が1%超の下落となるなか反発して、欧州


委員会副委員長の「実務レベルの合意を確実にするため非常に集中し


て作業を進めているがまだその段階にない。」との発言や、独当局者


の「ギリシャと債権者の合意にそれほどの進展は見られていない。


合意が近いとの見通しをギリシャが示したことに独政府は驚いてい


る。」との発言に揺れながらも、「ギリシャはやがて債権団と合意」と


の思惑が醸成されたか、米10年債利回りの低下も背景に堅調に推移


して、翌28日の東京時間終盤にかけて1.09台半ばへ上昇しました。


その後、ロンドン時間序盤は上下動激しい揉み合いになりましたが、


10年債利回りの上昇やドル円の上昇に伴うドル買いを背景に再び


反落して1.09台を割り込みました。その後、NY時間に入ると切り返


して、米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い結果になったこと


によるドル売りに一時1.0928へ反発しましたが、その後に再び反落


して、米中古住宅販売成約が市場予想より強い結果になったことによ


るドル買いに一時1.0866へ下落しました。その後、独の株式市場が


1%超の下落となるなか切り返して、IMF報道官の「ギリシャから6


の返済を一括でしたいとの要請はない。」との発言や、IMF専務理事


の発言を巡る錯綜する報道や、EU当局者の「ギリシャ問題では日曜ま


での合意はない。年金や売上税、財政収支で見解が相違。ギリシャは


同意に失敗した場合のコストを警戒。」との発言に揺れながらも、米


10年債利回りの低下やドル円が一時反落したしたことに伴うドル売り


やユーロポンドの上昇も背景に堅調に推移して、翌29日のオセアニ


ア時間かけて1.0973へ上昇しました。その後、やや軟調傾向の揉み


合いになり、東京時間終盤にかけてスコビシ欧州委員の「ギリシャ問


題では時間がなくなりつつある。ギリシャ問題に関して過度な楽観視


はしたくない。」との発言も背景に1.09台半ばを割り込みました。


その後、ロンドン時間序盤に発表された独小売売上高指数が市場予想


より強い結果になったことで一時1.0966へ反発しましたが、その後


1.0925へ下落する展開になりました。その後、強い結果となった仏の


生産者物価指数への反応は限定的ながら切り返して、ギリシャ財務相


の「ギリシャと債券団はほとんどの項目で合意した。合意の期限は


現行プログラムの延長期間が終了する6月末。(中略)リセッションに


つながるような追加措置は受け入れない。」との発言も背景に独の株


式市場が下落するなかユーロポンドの上昇も背景に1.09台後半へと


上昇しました。その後、揉み合いとなって、NY時間序盤の米第1四半


GDP改定値の発表に激しい上下動になり、その後、シカゴ購買部協


会景気指数が市場予想より弱い結果となったことや、米10年債利回


りの低下も背景に再び反発しましたが、その後、強い結果となったミ


シガン大学消費者信頼感指数確報の発表に一時下押すも1.1005へと


上昇して、その後に再び1.0953へ反落する激しい揉み合いになりま


した。その後も上下動の揉み合いが続いて1.0979で週の取引を終え


ました。


 


 


今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは1.100の「00


ポイントから先週高値の1.1009を巡る攻防が注目されます。ここを


上抜けた場合520日安値1.1062から21日安値1.1069のポイント


さらに上昇した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを上抜けた場


合は519日のNY時間から20日の東京時間前半にかけての揉み合い


上辺の1.1150アラウンドのポイント、さらに上昇した場合521


高値1.1180のポイント、ここを上抜けた場合は1.1200の「00」ポイ


ントを巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは529日のロンドン時間からNY時間


にかけての揉み合い下辺の1.0950アラウンドのポイントを巡る攻防


が注目されます。ここを下抜けた場合は529日ロンドン時間序盤


の押し目1.0925のポイント、さらに下落した場合は1.0900の「00


ポイント、ここを下抜けた場合は528日のNY時間の押し目1.0866


のポイント、さらに下落した場合は先週安値の1.0818のポイント、


ここを下抜けた場合は1.0800の「00」ポイント、さらに下落した場


合は55日の安値1.1066を巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、1日の独消費


者物価指数速報、2日の欧消費者物価指数速報、3日の欧小売売上高


と欧失業率とECB政策金利とドラギECB総裁の会見、5日の欧第1


半期GDP改定値などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、


1日の米個人消費支出と米PCEデフレータと米PCEコア・デフレータ


ISM製造業景況指数、3日の米ADP雇用統計と米貿易収支とISM


製造業景況指数と米地区連銀経済報告、4日の米新規失業保険申請件


数と米失業保険継続受給者数、5日の米非農業部門雇用者数と米失業


率と米製造業雇用者数と米平均受給、などが注目されます。


 


 


先週のユーロドルは、1.100アラウンドで始まり1.10を割り込んだ後


に戻りのトライはありましたが軟調に推移して週半ばの27日のNY


間に1.08台前半へ下落しました。その後、切り返して週末の29日に


一時1.10を一時回復して「行って来い」の相場展開になりました。


 


1.10が強いレジスタンスとなっている状況ですが、1.10を明確に上


抜けるとカップ・ウィズ・ハンドルのチャートパターンになることで


1.10を巡る攻防が上昇復帰と長期下降トレンド継続を分かつ節目とし


て重要攻防になりそうです。


 


今週のユーロドルにかかわる最大の焦点は3日のECB政策金利および


ドラギECB総裁の会見と週末5日の米雇用統計ですが、週末の5日は


「ギリシャのIMFへの返済日と国債償還日である」ことや「OPEC総会


が開催される」など注目材料が重なっていることで相場が大きく動く


可能性がありそうです。


 


また、ギリシャと債権団の合意の進捗も材料視されていますが、錯綜


する報道に不透明感はあるものの、ギリシャと債権団が合意に至った


場合は一旦のユーロ買い材料になる可能性があることで、週初から週


半ばにかけてこちらの動向も注目されます。


 


 



 


 


■トレードと凡事のお話 その148


 


 


前回からの続きのお話です。


 


 


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が


トレードでは当たり前なことこそが大切として、


「投資苑3」の中でこう語っています。


 


 


「相場には秘密があります。


 秘密がないということが秘密なのです。」


 


 


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは


いったいぜんたい何なのでしょうか...。


 


 


今回は「トレードと凡事」その第百四十八話です。


 


 


それでは、はじまり、はじまり~。^^


 


 


 


『おい、ジイさん。先週はドル円がついに20076月高値を上抜け


 200212月以来の高値となる124.45へ上昇したな...。』


 


 


「ふむ...。そうであったのう。溜口剛太郎殿。


 522日イエレンFRB議長が年内利上げをほのめかしたことが


 ドル円の上昇の主要な背景じゃが...、


 29日に公表された米CFTCの円の対ドル売買額でも1週間前の3


 近くにもなっていたことから、ファンド筋の仕掛け的な動きも


 あったのではあるまいかのう...。ただ...。」


 


 


『ただって、おい、ジイさん。何だよ。』


 


 


「ふむ...。ドル円は1990年の高値と1998年の高値とを結ぶ


 長期下降トレンドラインは終値ベースで確かに上抜けたが...、


 ところがジイが主要に観ているチャートでは


 月末で週末でもある29日の終値は124.14じゃが...、


 チャートによっては終値が124.11124.16ともなっていて、


 20076月の高値124.13(チャートよっては124.14)


 日足・週足・月足の終値ベースで上抜けたかは微妙でのう...。」


 


 


『あははっ。そんな数Pipsの差はどうでもいい事じゃないか...。』


 


 


「まぁ、そうでもあるのじゃが...、


 月足や週足の終値はとても重要で気懸かりというわけじゃ...」


 


 


『今週のドル円はどんな相場になるのかねぇ...。』


 


 


「トレードは予想で行うべきものではないが...、


 イエレンFRB議長のジャクソンホール欠席の報道は


 様々な憶測を呼んでいるも、ドル円は底固く推移していて、


 先週高値124.45の上抜けを再トライする可能性はあろう...。


 そして、上抜けた場合はノックアウト・オプションがあるとされる


 125.00アラウンドが重要攻防となろうのう...。


 ただ、円安牽制の要人発言も散見されるようになってきていて、


 20076月高値124.13の月足・週足での上抜けも微妙なことから


 一旦調整となる可能性も排除されないやもしれぬ...。それに...。」


 


 


『それにって...、何かあんのかよ。』


 


 


「それに...、相場には時節・時期の要因ということもあるもので...、


 例えば、月末にかけては貿易での支払いや独銀の外貨準備高調整で


 ユーロポンドが上昇しやすいという傾向が知られておるが...、


 6月末はファンド筋の決算でもあることで、


 利益の出ているストロングポジションの利食いや手仕舞いで


 反対売買される可能性もありそうでのう...。」


 


 


『ファンド筋のストロング・ポジションも利食ってナンボ...、


 という事なんだろうけれどもさぁ、


 でも、ファンドの決算に絡む動きは5月中旬で一巡したのでは?』


 


 


「ふむ...。それはファンドへの出資者の解約に絡む


 45日前ルールによるもので、ファンド筋自体の6月末決算に絡む


 利食いや手仕舞いでの動きはこれからであろう...。


 今年はギリシャ問題に不透明感があるが...、


 例年、6月初旬からポジションの傾きが修正される傾向もあり


 例えば現在、ユーロドルは1.10がレジスタンスになっておるが、


 時間足レベルではあるが、カップ・ウィズ・ハンドルの


 チャートパターンともなっていて、手仕舞いがある程度進むと


 1.11台を一旦上抜ける可能性も排除はできぬのではあるまいか...。


 そして、もしもユーロドルが利食い調整で一旦の上昇となると、


 ユーロドルの上昇に伴うドル売りともなることで、


 ドル円の下押し圧力となる場合もあるのではあるまいか...。」


 


 


『じゃぁ、ジイさんは、6月初旬はユーロドルが利食いで上昇して


 ドル円は一旦の調整で下押しになるとでも言うのかい?』


 


 


「そういう事を述べているのではないのじゃ...。溜口剛太郎。


 現状、ユーロドルの1.10は強めのレジスタンスとなっており、


 上抜けとはならぬやもしれぬ...。


 そしてドル円も押しも作らず上昇していくやもしれぬ...。


 ただ、ファンドの決算に絡む動きの可能性もあるという事じゃ...。


 また、今週末5日は『米雇用統計』、『ギリシャのIMFへの返済日


 と国債償還日』、『OPEC総会開催』などの重要イベントがある事で


 これらの結果次第で相場は動くことにもなろう...。」


 


 


『......。』


 


 


「また...、これまでの世界の主要中銀のQEなど緩和政策で


 世界的な金利低下となっていて、リスク資産での運用が余儀なくも


 先週後半に中国上海株式市場が1日で6.5%の暴落になり、


 バブルが崩れる予兆のような高値波乱の様相も呈してきていて、


 いつなんどき、世界的なリスク回避の動きとなるやも知れぬが...、


 しかしながら、ファンダメンタルズ分析で個々の要素について


 ある程度の検討や予測の試みはできても、


 多岐にわたる要素を統合的に思量して結論を出していくことや


 さらに相場が動きだす時期やタイミングを推し量る事は


 そうそう簡単なことではなく...、


 トレードは『チャートの事実を観て対応する』ほうが、


 我々一般のトレーダーにとって賢明な事なのではなかろうか...。」


 


 


『書店に並ぶ本の中にも「理路整然と曲がっている」ものも


 一部にはあるくらいだから...、それだけファンダメンタルズで


 相場を予測することは困難な作業という事なんだろうな...。』


 


 


「ただのう...。溜口剛太郎殿。


 ある意味、当然ながら、チャートを観るとしても、


 いつも全てのトレードに勝てるトレーダはこの世に1人もいなく、


 そして、ファンダメンタルズ分析でいつも全ての相場予想を


 的中させるアナリストさんもこの世にはいないワケじゃが...、


 仕事とはいえ、資料を作成して分析の労をされていることには、


 敬意をもって参考にさせてもらおうではないか...。」


 


 


『まぁな...。予想をただ貪り感謝もせずに、当たった外れたと、


 文句ばかり言っている輩もいるようだからな...。』


 


 


「これこれ、それはまた言い過ぎですぞよ。溜口剛太郎殿。」


 


 


『さてところで...、じいさん。今日は何のお話だい?』


 


 


「ふむ...。『建玉操作法のお話』か『パラレル・ラインのお話』でも


 させてもらおうと思っとったが...、


 今日は既にお話が長くなり過ぎてしもうたようじゃ。


 また、来週以降にでもそれらのお話をさせてもらうとしよう...。」


 


 


 


 


なーんちゃって。


 


またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


 


 

ではまた来週。