トレードと凡事のお話 その147

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 22日に東証1部の時価総額がバブル期を超えましたね。







●今週(525-529)のドル・円・ユーロの注目点


 


 


先週は、ドルインデックスが93.31で始まり堅調に推移して96.11


週の終値になりました。


10年債利回りは週レベルでは2.209%に上昇しました。


NYダウは週間40.54ドル下落。18232.02ドルで週の取引を終える。


 


 


先週のドル円は、週初18日に119.25で始まり東京時間に日銀が総額


4200億円の長期国債を買い入れて日長期金利が低下したことや日経平


均の上昇を背景に堅調に推移して、その後、ロンドン時間およびNY


時間も揉み合いながらも堅調推移が続いてNY時間終盤に120円台を


回復しました。その後、翌19日の東京時間からロンドン時間序盤に


かけて120.00を揉み合いになりましたが、その後、クーレECB専務


理事の「夏の閑散期の前にQEペースを加速へ。」との発言や仏中銀総


裁の発言を契機にユーロドルが下落したことに伴うドル買いを背景に


反発して、その後、NY時間に発表された米住宅着工件数が市場予想を


上回る24年ぶりの強い結果となったことでドルが買われロンドンフ


ィックスにかけて120.72へ上昇しました。その後、揉み合いになり


20日に発表された日第1四半期GDP速報が市場予想より強い結果


になったことによる円買いに一時下押すも、東京時間に入り日経平均


が年初来高値を更新して堅調に推移したことやドル買いを背景に東京


時間終盤にかけて121円台へ上昇しました。その後、ロンドン時間か


NY時間序盤にかけて押しとなりましたが、その後、米10年債利回


りの上昇を背景に再び反発してロンドンフィックスにかけて121.38


へ上昇しました。その後、米FOMC議事録で「多くの参加者は6月利


上げの可能性が低いと判断。何人かの参加者が6月利上げの可能性が


あると認識。利上げが経済指標と経済見通し次第との点では一致。利


上げの時期やペースに対する参加者の見方は異なる。大半の参加者は


1四半期の減速後に経済は緩やかに拡大と予想。第1四半期の消費


者支出の弱さは一時的との理由を複数提示。一部の参加者は個人消費


の先行きを懸念。参加者は利上げ時期を巡り様々な見解を表明。」な


ドが示され、ドル円が一時121.47へ上昇した後に120.91へ下落する


激しい上下動の後に翌21日のオセアニア時間にかけて121.37へ反発


する展開になりました。その後、日経平均が小幅ながら年初来高値を


更新するなか軟調傾向で推移して、ユーロドルの反発に伴うドル売り


も背景にロンドン時間序盤にかけて120.85へ反落しました。その後


一旦切り返して121.24へ反発しましたが、その後、強弱交錯する米


経済指標に揺れながらもやや軟調傾向で揉み合う展開になりました。


その後、翌22日の東京時間に121円台を割り込み、日銀の金融政策


が据え置きとなったことも背景に一部に失望売りもあったかロンドン


時間序盤にかけて120.63へ下落しましたが、その後に揉み合いなが


らも切り返して米消費者物価指数CPIの発表を迎えました。そして


発表された米CPIは市場予想とおりとなるも米CPIコアが市場予想を


上回る結果となり週高値となる121.56へと急伸する展開になりまし


た。その後、米10年債利回りの低下も背景にやや反落して揉み合い


になり、その後、イエレンFRB議長の「今年のどこかの時点での利上


げが適切。第1四半期のGDP減速は一時的要因が同時に起きた結果。


(中略)利上げ開始後の金利引き上げペースは緩やかな可能性が高い。


FFレートが長期的に正常な水準になるには数年かかる。雇用と生産の


伸びは来年にかけても緩やかと予想。(中略)原油下落や他の一時的要


因が消えれば物価は2%へ向かう。経済活動やインフレの動きに応じ


て金融政策は調整する。」との発言に再び上昇して121.52で週の取引


を終えました。


 


 


今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは2014128日の高値


121.84のポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は


310日の高値122.02のポイント、さらに上昇した場合は2007年の


1月第4週の高値122.18のポイント、ここを上抜けた場合は123.00


の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは22日のNY時間の押し目の121.32


21日のNY時間の戻り高値121.25のポイントを巡る攻防が注目さ


れます。ここを下抜けた場合121.00の「00」ポイント、さらに下落


した場合は22日の安値120.63から20日の安値120.58のポイント、


ここを下抜けた場合は19NY時間後半の押し目120.51から19日の


NY時間前半の押し目120.37のポイント、さらに下落した場合120.00


の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のドル円相場は経済指標では、25日の日通関ベース貿易収支、


26日の米耐久財受注と米新築住宅販売件数と米リッチモンド連銀製造


業指数、28日の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数と


米中古住宅販売成約、29日の日全国消費者物価指数と米第1四半期


GDP改定値と米シカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信頼


感指数確報、などが注目されます。


 


 


先週のドル円は、「日長期金利が低下」、「日経平均の上昇」、「ユーロ


ドルが下落したことに伴うドル買い」、「米住宅着工件数が市場予想を


上回る24年ぶりの強い結果」、「米10年債利回りの堅調」、「米CPI


アが市場予想を上回る結果」、「イエレンFRB議長発言でFRBの年内利


上げ観測が再び高まる」などの複数の要因が重なり、ドル円は日足レ


ベルの三角保ち合い上辺を上抜け121円台半ばへ上昇して、長らくレ


ンジ相場となっていたドル円が再び上昇トレンド復活となりました。


 


日銀金融政策の発表や米FOMC議事録およびイエレンFRB議長の発言


など一連のイベントを終えた今週はレベルを切り上げての一旦のレン


ジ相場となる可能性もありますが、押し目は拾える相場となりそうで


す。上昇した場合は122.00アラウンドが重要攻防になりそうです。


また、29日の米GDP改定値はマイナス成長への下方修正が見込まれて


いますが季節調整に問題があるとの指摘もあり、イエレンFRB議長が


「第1四半期のGDP減速は一時的要因が同時に起きた結果。」と述べ


ていますので、注意は要るも無事に通過する可能性がありそうです。


 


 


先週のユーロドルは、週初18日に1.1447で始まりギリシャ首相の


EUなどが求める年金減額を改めて拒否する。」との発言があるなか


東京時間終盤にかけて小幅な揉み合いで推移しましたが、ロンドン時


間序盤からメルシュECB専務理事の「政策正常化にむけてECBQE


は完全実施が必要。(後略)」との発言や、ドル円の上昇に伴うドル買


いを背景に1.1366へ下落しました。その後、ギリシャ政府報道官の


「月末の年金と賃金支払いを実施する。」との発言も背景に1.1423


一時反発しましたが、独10年債利回りの低下や米10年債利回りの上


昇を背景に軟調に推移してギリシャ財務相の「ECBが保有しているギ


リシャ債の償還を一旦、欧州安定化システムESMが立替え、将来、ギ


リシャがESMに返済する案を提案している。」との発言があるなか、


NY時間後半に1.13台を一時割り込み下落しました。その後、翌19


の東京時間終盤にかけて1.13を挟む上下動の揉み合いになりました


が、ロンドン時間に入りクーレECB専務理事の「ゼロを下回る短期金


利で政策上の問題は生じない。夏の閑散期前にQEペースを加速へ。」


との発言や、仏中銀総裁の「ECBは必要なら資産購入プランの拡大の


用意がある。」との発言を背景に午後4時半過ぎに1.1159へ急落しま


した。その後、一時1.1216へ反発して1.12を挟む揉み合いになりま


したが、NY時間に入り発表された米住宅着工件数が24年ぶりとなる


高水準になりドル買い動意に1.1122へ下落する展開になりました。


その後、翌20日の東京時間後半にかけて1.11台半ばで小幅な揉み合


いになりましたが、東京時間終盤から日経平均が年初来高値を更新す


るなかドル円の上昇に伴うドル買い背景に1.1062へ下落しました。


その後、切り返して、ムーディーズの「ギリシャの銀行の預金凍結の


可能性は極めて高い。」との発表に揺れながらもNY時間序盤にかけて


1.1144へ反発しましたが、その後、米10年債利回りの上昇も背景に


再び反落して、「ギリシャは債権団との交渉で財政目標の達成に向け


一部の銀行取引に課税し歳入増を目指す提案を行った。」との報道が


あるなか1.11を挟んで振幅のある揉み合いになりました。その後、


FOMC議事録が発表されて1.1069へ下落した後に1.1142へ反発する


激しい上下動となった後に、翌21日のオセアニア時間にかけて1.11


を再び割り込み揉み合いになりました。その後、「ユーログループは


ギリシャ支援プログラムの秋まで延長を検討。」との一部報道や、ギ


リシャ財務相の「支援は6月初旬までに合意する必要。65日が期


限のIMFへの返済については充分な資金が確保できない場合、年金や


公務員給与を優先する。」との発言に揺れながらも切り返して、東京


時間後半にかけて1.11台前半で小幅な揉み合いになりました。


その後、東京時間終盤に一時再び1.11台を割り込むも仏製造業PMI


速報が市場予想より強い結果になったことを背景に再び切り返して


独製造業PMI速報は市場予想を下回るも欧製造業PMI速報や欧経常収


支が市場予想より強い結果になったことを背景に揉み合いながらも


1.1180へ上昇しました。その後、ギリシャ財務相の「ギリシャ救済延


長シナリオは真実ではない。」との発言や、ECB議事録要旨で「債権


不足に関する市場の懸念は誇張されている。(中略)政策変更の考慮の


必要性は見いだせない。金融政策スタンスの変更を議論する必要はな


い。」が示されたことを背景にNY時間序盤にかけて1.1108へ反落す


る展開になりました。その後、米指標の発表や独連銀総裁の「独長期


利回りの上昇を歓迎。正しい方向への動き。」との発言に揺れながら


22日の東京時間序盤にかけて1.11台前半で小幅な揉み合いになり


ました。その後、ドル円の下落に伴うドル売りも背景に切り返して、


欧州委員会副委員長の「(前略)ギリシャの債務減免は協議していな


い。」との発言や、ギリシャ政府報道官の「(前略)ギリシャは債権者


5月末までの合意を目指す。債権者との合意に非常に近づいてい


る。」との発言や、独首相の「ギリシャ協議は友好的かつ建設的。」と


の発言があるなか揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。その後


ロンドン時間に入り発表された独IFO景況指数も市場予想より強い結


果となって、ドラギECB総裁の「(前略)経済見通しは過去7年のうち


で良くなって来ている。」との発言もあるなか、米10年債利回りの低


下も背景に午後7時過ぎに1.1207へ上昇する展開になりました。


その後、1.12台を割り込み反落した後に米消費者物価指数が発表され


て米CPIは市場予想とおりとなるも米CPIコアが市場予想を上回る結


果となりドル買い動意に週安値となる1.1001へ急落する展開になり


ました。その後、一時やや反発して揉み合いになりましたが、イエレ


FRB議長の発言を背景としたドル買いに深夜2時頃から再び下落し


1.1009で週の取引を終えました。


 


 


今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは20日安値1.1062


から21日安値1.1069のポイントを巡る攻防が注目されます。ここを


上抜けた場合1.1100の「00」ポイント、さらに上昇した場合は19


NY時間から20日の東京時間前半にかけての揉み合い上辺の1.1150


アラウンドのポイント、ここを上抜けた場合は21日の高値1.1180


ポイント、さらに上昇した場合は1.1200の「00」ポイントから22


の高値1.1207ないし19日のロンドン時間前半の戻り高値1.1216


ポイントを巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは1.1000の「00」のポイントを巡る攻


防が注目されます。ここを下抜けた場合は429日の安値1.0959


ポイント、さらに下落した場合は428日のNY時間序盤の押し目の


1.0917から1.0900の「00」ポイント、ここを下抜けた場合428


のロンドン時間序盤の押し目1.0863から428日の安値1.0859


ポイント、さらに下落した場合は427日の安値1.0819のポイント


ここを下抜けた場合は1.0800の「00」ポイントを巡る攻防が注目さ


れます。


 


 


今週のユーロドル相場は経済指標では、29日の独小売売上高指数と


仏生産者物価指数が一応注目されますが、対ドル通貨ペアとして、


26日の米耐久財受注と米新築住宅販売件数と米リッチモンド連銀製造


業指数、28日の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数と


米中古住宅販売成約、29日の米第1四半期GDP改定値と米シカゴ購買


部協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目さ


れます。


 


 


先週のユーロドルは、「メルシュECB専務理事発言」、「ドル円の上昇


に伴うドル買い」、「独10年債利回りの低下」、「米10年債利回りの上


昇」、「クーレECB専務理事の発言や仏中銀総裁の発言」、「米住宅着工


件数が24年ぶりの強い結果となったことによるドル買い」を背景に


ECB議事録要旨で「債権不足に関する市場の懸念は誇張。金融政策ス


タンスの変更を議論する必要はない。」などが示されたことで1.11


前半へ下落して、揉み合いを経た後に、22日に「ギリシャ政府報道官


の発言」や「独首相の発言」や「ドラギECB総裁の発言」、などを背


景に一時1.12台を回復するも、「米CPIコアが市場予想を上回る結果


となったことによるドル買い」、「イエレンFRB議長発言でFRBの年内


利上げ観測が再び高ったことによるドル買い」を背景に、1.10台前半


へ下落する展開になりました。再び長期下降トレンドへ復帰したとは


断定はできなくもその可能性も排除できない相場展開になりました。


 


引き続き、欧州の要人発言が注目されますとともに、独10年債利回


りの動向および米10年債利回りの動向が注目されますが、1.10を巡


る売り買いの攻防が重要攻防になりそうです。


 


また、ギリシャ問題については、20日にムーディーズが「ギリシャの


銀行の預金凍結の可能性は極めて高い」との発表して、21日には「ユ


ーログループはギリシャ支援プログラムの秋まで延長を検討。」との


一部報道があるも、ギリシャ財務相が「ギリシャ救済延長シナリオは


真実ではない。」と否定するとともに、「支援は6月初旬までに合意す


る必要。65日が期限のIMFへの返済については充分な資金が確保


できない場合、年金や公務員給与を優先する。」と発言をしていて、


一方、「ギリシャは債権団との交渉で財政目標の達成に向け一部の銀


行取引に課税し歳入増を目指す提案を行った。」との報道があるとと


もに、ギリシャ政府報道官が「ギリシャは債権者と5月末までの合意


を目指す。債権者との合意に非常に近づいている。」と発言していて


また独首相が「ギリシャ協議は友好的かつ建設的。」と発言している


など、好悪の情報が錯綜している状況で不透明感がありますが、まず


65日が期限となるギリシャによるIMFへの返済、そして618


日のユーロ圏財務相会合と、デッドラインの6月末へ向けて燻り続け


るギリシャ問題の動向がリスクの火種として引き続き注目されます。


 


 




 


 


■トレードと凡事のお話 その147


 


 


前回からの続きのお話です。


 


 


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が


トレードでは当たり前なことこそが大切として、


「投資苑3」の中でこう語っています。


 


 


「相場には秘密があります。


 秘密がないということが秘密なのです。」


 


 


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは


いったいぜんたい何なのでしょうか...。


 


 


今回は「トレードと凡事」その第百四十七話です。


 


 


それでは、はじまり、はじまり~。^^


 


 


 


『おい、ジイさん。先週はドル円が121円台半ばへと上昇して...、


 そして、ユーロドルが1.10台割れ寸前まで下落したよな。』


 


 


「ふむ...。そうであったのう。溜口剛太郎殿。


 先々週の米経済指標は酷い結果じゃったが...、


 先週は米住宅着工件数が24年ぶりの強い結果になり、


 そして週末の米CPIコアも市場予想を上回る結果となって...、


 またイエレンFRB議長が『今年のどこかの時点での利上げが適切。


 第1四半期のGDP減速は一時的要因が同時に起きた結果。』との


 見解を示して、ドル円は日足レベルの三角保ち合いを上抜けて


 上昇トレンド復活となったのう...。


 一方、ユーロドルは強い米指標を受けたドル買い動意とともに、


 クーレECB専務理事が『夏の閑散期前にQEペースを加速へ。』


 と発言したことや、仏中銀総裁が『ECBは必要なら


 資産購入プランの拡大の用意がある。』と発言したこともあって、


 1.10台割れ寸前へと下落したのう...。」


 


 


『先々週までとは相場が大きく変わった印象の先週だけど...、


 今週はどんな相場展開になるのかねぇ...。』


 


 


「ふむ...。ドル買い動意は根強く推移する可能性はあろう...。


 ただ、日銀の金融政策の発表や米FOMC議事録の発表および


 イエレンFRB議長の発言など一連のイベントを終えた今週は、


 ドル円はレベルを切り上げての一旦のレンジ相場となる可能性も


 ありそうじゃが、上昇した場合は122.00アラウンドが


 重要攻防となることであろう...。


 そして、ユーロドルは再び長期下降トレンドへ完全復帰したとは


 まだ断定はできないようじゃが...、1.1000アラウンドのポイントが


 トレンドの趨勢にかかわる重要攻防になるのではあるまいか...。」


 


 


『ギリシャ問題も不透明感がまだ高い状況だしな...。


 さてところで...、今日は何のお話だい?』


 


 


「ふむ。そうじゃのう...。今日は、


 『トレード執行に際してはじめに決めるべき3つの事』と、


 『テクニカル分析と役割のお話』でも、


 させてもらうとしようかのう...。」


 


 


『あははっ。先週にジイさんが言っていたお題だが...、


 気が変わらないとは珍しい、よろしい聞いてやろうじゃないか。』


 


 


「トレードでは、『買うのか売るのか、どちらかを決定して』


 そして、『どこで入って』、『目標をどこに設定して出るのか』、


 の3つが勝敗を分かつことになり、大切な決定となるが...。」


 


 


『あははっ。"buy or Sell" "In" "Out" は、


 トレードそのものの判断になるわけだからな...。


 そんなの言うまでもなく、当たり前な事じゃないか。』


 


 


「ふむ...。ただ、これらだけでは不充分で、


 入るに際して『どこに損切りポイントを置くのか』と、


 『損切り幅から口座資金に対する建玉数を決定』することも、


 リスク管理や資金管理の観点で大切な決定となろう...。」


 


 


『まぁな...。そういう事になるだろうよ...。


 なんとなく上げそうだからとか下げそうだからで売買してりゃ、


 それはトーシロー(素人)のトレードになっちまうぜ...。』


 


 


"buy or Sell" "In" "Out" では...、


 『トレンドの方向の認識』(1)がとりわけ大切じゃが、


 それだけではなく、壁となる『抵抗線の位置の認識』(2)


 現在価格から壁までの距離の『値幅の認識』(3)も必要じゃし、


 また、『ボラティリティの状態の認識』(4)も、


 現在の状況を認識するために『ローソク足の状況の認識』(5)も、


 指標発表時間も含め『時間帯の認識』(6)も必要になるものじゃ。」


 


 


『ふーむ。こうして少し整理してみると、


 トレード判断に際してはいろいろな要素があるものだな...。』


 


 


「『トレンドの方向の認識』(1)では、


 高値と安値のかかわりを観るいわゆる『ダウ理論』や


 ツールとしてトレンドラインやチャネルラインや


 移動平均線が活用できるであろうし...、


 また、『抵抗線の位置の認識』(2)では、


 前回高値安値の位置の確認や


 ツールとしてレジ・サポ・ラインが活用できるであろうし...、


 そして、『値幅の認識』(3)では、


 現在価格の位置と『抵抗線の位置の認識』(2)


 現在価格の位置とチャネルラインの位置の認識が活用できよう。」


 


 


『......。』


 


 


「また、『抵抗線の位置の認識』(2)と『値幅の認識』(3)は、


 目標リワードの設定とともに損切りポイントの設定にも活用でき、


 『目標リワード>損切り幅』を満たすことができるか否かが、


 トレード執行の可否のファクター(要素)となろう...。」


 


 


『......。』


 


 


「そして、『ボラティリティの状態の認識』(4)では、


 ツールとしてボリンジャーバンドが活用でき、


 バンドの幅がどうなのか、寸胴(平行)なのか、


 拡大しているのか、収縮しているのか、などが判断を助けよう...。


 また、ツールとしてATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)


 ボラティリティの認識として活用できる場合があろう...。


 小幅揉み合いの低ボラティリティはトレードに良い状態ではなく、


 価格変動の差分・差益を得る行為のトレードとしては


 ボラティリティがある程度ある状況が良い状況となろう...。」


 


 


『......。』


 


 


「また、『ローソク足の状況の認識』(5)では、


 坂田五法のようにローソク足複数の形を観ることもできるが...、


 ローソク足単体でも、陽線なのか陰線なのか、


 コマのように小さいのか、あるいは大きい(長い)のか、


 ヒゲはあるのかないのか、ヒゲは長いのか、ヒゲは短いのか、


 ローソク足の実体とヒゲの長さのかかわりなど、


 現状に対するいろいろな示唆が得られよう...。」


 


 


『たとえばどうよ...。ジイさん。』


 


 


「詳しくはローソク足をテーマとしてまたお話したいと思いうが...、


 たとえば陽線は当然ながら現状で買い方が優勢であることを示し、


 ローソク足の大きさの大小はその動意の強弱を示し、


 ヒゲが長い場合は反対勢力の強さを示し、


 ヒゲが短くとも実体が小さい場合は相場の気迷いを示し、


 またたとえば、陽線の始値側にヒゲがなければ


 買い方の勢力が強いか、売り方の抵抗がほぼなかったことを示し、


 ローソク足の形成過程でも、ローソク足の成長速度が早ければ、


 動意の強さの示唆を示す、などいろいろあろう...。」


 


 


『ローソク足1本でもいろいろな示唆が得られるものだな...。』


 


 


「ローソク足は世界的に有名な和製テクニカルじゃが...、


 相場の現状認識においては最高峰になるのではあるまいか。」


 


 


『欧米でもキャンドルと呼ばれていて愛用者も多いようだぜ...。』


 


 


「そして、テクニカル・インジケーターも相場の現状認識において


 その方向性や角度や交差などで示唆を得れることがあり...、


 また、価格の動きとテクニカル・インジケーターの乖離を示す


 ダイバージェンスもラインで得られぬ示唆となる場合もあろう。」


 


 


「最後に、指標発表時間も含めた『時間帯の認識』(6)じゃが...、


 縦軸の価格と横軸の時間で構成されるチャートにおいて、


 やはり、時間帯というもの認識されるべきものであろうのう...。


 重要経済指標の発表で相場が大きく動くことは周知の事実じゃし、


 また、ロンドン時間に入ると取引が活発化して、


 ボラティリティが拡大することがよく観られ、


 番外的ではあっても『時間帯の認識』も必要なものであろう...。」


 


 


『こうしてみると、トレードではいろいろな判断要素を


 検討していることになるもんだな...。』


 


 


「あははっ。文字で書き出すと複雑そうじゃが...、


 自動車の運転で、前方確認、後方確認、車速確認、


 歩行者確認、信号確認、標識確認、などをしているようなもので、


 優秀なトレーダーならば普通に行っていることではあるまいか。」


 


 


『まぁな...。自動車の運転も細かく書き出すなら、


 さらにもっと確認要素はあると思うが、


 運転なんて携帯しながらでもできるくらいだからな...。』


 


 


「これこれ、溜口剛太郎殿...。


 そのような行為は事故の元にもなり法律違反ですぞよ。」


 


 


『あははっ。冗談だっちゅーの。』


 


 


「さて、こうしてみるとどうであろうか...。溜口剛太郎殿。


 最近はラインを重要視するあまり、


 テクニカル・インジケーター不要論も散見されるが、


 たとえばボラティリティの認識などでは


 テクニカル・インジケータはとても効用のあるもので、


 『テクニカル分析と役割』においては、


 ラインとテクニカル・インジケーターにはそれぞの役割があり、


 相互補足・相互補完として用いるべきではなかろうか...。」


 


 


 


 


なーんちゃって。


 


またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


 


 


ではまた来週。


 


 




 


 


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