トレードと凡事のお話 その145

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こんにちは。

 

英国の総選挙ではキャメロン首相が率いる保守党が

331議席獲得して単独過半数の大勝利となりましたね。








●今週(511-515)のドル・円・ユーロの注目点


 


 


先週は、ドルインデックスが95.40で始まり、軟調傾向で推移して


94.90で週の終値になりました。


10年債利回りは一時上昇も週レベルで2.141%に低下しました。


NYダウは週間167.05ドル上昇。18191.11ドルで週の取引を終える。


 


 


先週のドル円は、(簡略に記載) 週初4日に小幅な上窓を空け120.23


で始まり、翌5日の東京時間終盤にかけて本邦がゴールデンウィーク


で休場のなか小幅な揉み合いが続きましたが、ロンドン時間に入りユ


ーロドルの下落に伴うドル買いを背景に反発して週高値となる120.50


へ上昇しました。その後、NY時間に入り米貿易収支が市場予想より弱


い結果となったことによるドル売りや、ギリシャ政府筋の「IMFEU


で対立が生じている。」との発表によるリスク回避の円買いも背景に


反落する展開になりました。その後、米ISM非製造業景況指数が市場


予想より強い結果になったことによるドル買いに一時反発しましたが


再び反落してロンドンフィックスにかけて119.73へ下落しました。


その後、翌6日のロンドン時間前半にかけて上下動の揉み合いになり


ましたが、その後、NY時間に入り発表された米ADP雇用統計が市場予


想より弱い結果となったことによるドル売りを背景に119.20へ下落


する展開になりました。その後、翌7日の連休明けの東京時間は動意


薄で上下動の揉み合いになりましたが、ロンドン時間に入りユーロド


ルの上昇に伴うドル売りを背景に週安値となる119.05へ下落しまし


た。その後、ユーロドルの下落に伴うドル買いを背景に反発して、NY


時間に入り米新規失業保険申請件数が市場予想より強い結果となった


ことも背景にNY時間後半にかけて119.86へ上昇する展開になりまし


た。その後、米10年債利回りの低下を背景に翌8日のオセアニア時


間にかけて一時119.58へ反落しましたが、東京時間からユーロドル


の下落に伴うドル買いも背景に切り返して、米雇用統計への期待の動


きもあったか揉み合いながらもNY時間序盤にかけて120.23へ上昇し


ました。その後、米雇用統計発表前に反落して米雇用統計の発表を迎


えました。米雇用統計ではNFPが市場予想よりやや弱い+22.3万人に


なり、米失業率は予想通りの5.4%という結果になりましたが、3


分のNFPが前月比+12.6万人から+8.5万人に下方修正されたことや


10年債利回りの低下も背景に激しい揉み合いの後に119.59下落す


る展開になりました。その後、ロンドンフィックスにかけて119.89


へ反発した後に再びやや反落する揉み合いとなって119.72で週の取


引を終えました。


 


 


今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは120.00の「00」ポイン


トから8日戻り高値120.23のポイントを巡る攻防が注目されます。


ここを上抜けた場合は先週の高値120.50のポイント、さらに上昇し


た場合は413日の高値120.84のポイント、ここを上抜けた場合は


121.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは8日の米雇用統計後の安値119.59


ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は先週安値


119.05から119.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は430


日の安値118.49のポイントを巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、13日の日国際貿易


収支と日国際経常収支と米小売売上高、14日の米生産者物価指数と


米生産者物価指数コアと米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受


給者数、15日の黒田日銀総裁の発言とNY連銀製造業景気指数と米鉱


工業生産とミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目されま


す。


 


 


先週のドル円は、120円台前半で始まりドル売りを背景に週半ばにか


けて119円台前半へ下落しましたが、週後半にかけてドル買い主導で


120円台へ戻して、週末の米雇用統計で119円台後半へ反落する相場


展開になりました。米雇用統計の重要イベントがありましたが、週の


始値と終値の差では51Pips下落のレンジ相場になりました。


 


注目の米雇用統計ではNFPが市場予想には届かなくも22.3万人増と


20万人の大台は超えましたが、3月のNFPが大幅に下方修正されたこ


とや平均時給が市場予想を下回ったことでドル円は下落することにな


りました。6月の米早期利上げ観測は後退することになりましたが、


NFP20万人の大台を回復したことで9月もしくは12月の米利上げ


期待は維持されているようで、FRBが利上げの前提としている2大目


標の米雇用情勢とインフレ率の今後の動向が注目されます。


また、第2四半期の米GDP成長率も今後の焦点となりますが、米GDP


では個人消費が大きなウェートを占めていることから、今週は13


の米小売売上高が最大の注目材料になりそうです。


 


 


先週のユーロドルは、(簡略に記載) 週初4日に1.1192で始まり本邦


がゴールデンウィークで休場のなか東京時間終盤に1.1223へ上昇し


ましたが、その後、ロンドン時間に入ると反落して仏・独・欧の製造


PMI確報には反応薄ながら1.1122へ反落しました。その後、ギリ


シャ政府報道官による「ギリシャと債権団との協議には重要な進展が


あった。」との発表や独10年債利回りが0.412%あたり上昇したこと


などを背景に切り返してNY時間序盤にかけて1.1189へ反発しました


が、その後、再びやや反落して、翌5日の東京時間終盤にかけて1.11


台半ばで小幅な揉み合いになりました。その後、ロンドン時間に入り


仏財政収支が市場予想より弱い結果となったことも背景に週安値とな


1.1066へ下落しましたが、欧生産者物価指数は予想を下回るも、


EUが「ユーロ圏の2015年成長率見通しを1.5%に上方修正。」したこ


とも背景に切り返して、NY時間に入り米貿易収支が市場予想より弱い


結果となったことによるドル売りを背景にギリシャを巡る報道に揺れ


ながらも堅調傾向で推移しました。その後、米ISM非製造業景況指数


が市場予想より強い結果になったことによるドル買いに一時反落する


もドル円の下落に伴うドル売りを背景にNY時間後半にかけて1.1222


へ上昇しました。その後、再び1.12台を割り込み翌6日東京時間前


半にかけて1.11台後半で小幅な揉み合いになりましたが、正午近く


からユーロ円の堅調も背景に反発してロンドン時間序盤に1.1270


上昇しました。その後、仏・独・欧のサービス業PMI確報へは反応薄


ながらやや反落して独小売売上高が市場予想より弱い結果となったこ


とを背景に一時1.1202へ下落しましたが、再び切り返して、NY時間


序盤に発表された米ADP雇用統計が市場予想より弱い結果となったこ


とによるドル売りを背景に堅調に推移して、ロンドンフィックス過ぎ


に一時小幅に反落するも「ECBがギリシャ向けELA20億ユーロ拡


大」との報道も背景にNY時間後半にかけて1.1369へ上昇しました。


その後、翌7日の東京時間終盤にかけて小幅上下動の揉み合いになり


ましたが、ロンドン時間入り市場予想より弱い結果となった仏貿易収


支や仏鉱工業生産指数には反応薄でドル円の軟調に伴うドル売りを背


景に揉み合いながらも週高値となる1.1391へ上昇しました。


その後、ギリシャ政府報道官の「譲れないラインはある。労働市場と


年金関連は譲れない。」との発言やドル円の堅調に伴うドル買いも背


景に反落して、NY時間に入り米新規失業保険申請件数が予想より強い


結果となったことによるドル買いも相俟ってNY時間前半に1.1236


下落する展開になりました。その後、米10年債利回りの低下を背景


に一時反発するも翌8日のオセアニア時間にかけて小幅な揉み合いに


なりました。その後、英国の総選挙でキャメロン首相が率いる保守党


が過半数の議席を獲得する見通しとなったことでポンドが急伸して、


ユーロポンドが下落したことも背景に軟調に推移して、ロンドン時間


序盤に発表された独貿易収支と独経常収支は市場予想より強い結果に


なるも独鉱工業生産が予想を下回ったことを背景に1.1181へ下落し


ました。その後、反発して揉み合いになりましたが、米雇用統計発表


前にドル円の下落に伴うドル売りも背景に1.1286へ上昇して米雇用


統計の発表を迎えました。米雇用統計ではNFPが市場予想よりやや弱


い+22.3万人、米失業率は予想通りの5.4%という結果になり、また


3月分のNFPが前月比+12.6万人から+8.5万人に下方修正され、米


10年債利回りの低下も背景に1.1286へ上昇しましたが、一時1.1179


へ下落する激しい上下動の揉み合いになりました。その後も、コンス


タンシオECB副総裁の「低金利の長期化は不安定をもたらす可能性。


量的緩和は金融安定に良い。金融政策は物価動向に焦点を当てるべ


き。ギリシャに関しては最悪のケースは予想していない。緊急流動性


供給ELAの際に担保として受け入れているギリシャ債の掛け目の引き


下げは検討はしたが決定はしていない。債券市場の過剰な変動は続か


ない。」との発言にも揺れながら軟調傾向の揉み合いとなって1.1200


で週の取引を終えました。


 


 


今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは8日ロンドンフィ


ックス後の戻り高値1.1256のポイントを巡る攻防が注目されます。


ここを上抜けた場合は8日の米雇用統計発表直後の高値1.1286のポ


イント、さらに上昇した場合1.1300の「00」ポイント、ここを上抜


けた場合は7日の東京時間の押し目1.1325のポイント、さらに上昇


した場合は先週高値1.1391のポイントを巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは8日の米雇用統計発表後の安値1.1179


のポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.1100


の「00」ポイント、さらに下落した場合は先週安値の1.1066のポイ


ント、ここを下抜けた場合は1.1000の「000」ポイントを巡る攻防が


注目されます。


 


 


今週のユーロドル相場は経済指標では、13日の仏第1四半期GDP


報と独第1四半期GDP速報と独消費者物価指数確報と欧第1四半期


GDP速報と欧鉱工業生産指数、などが注目されます。また対ドル通貨


ペアとして、13日の米小売売上高、14日の米生産者物価指数と米生


産者物価指数コアと米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者


数、15日のNY連銀製造業景気指数と米鉱工業生産とミシガン大学消


費者信頼感指数速報、などが注目されます。


 


 


先週のユーロドルは、1.1192で始まりドル売りおよび独債券利回りの


上昇を背景に週半ばにかけて1.13台後半へと上昇しましたが、週後


半にかけてドル買いおよび英国の総選挙で保守党が過半数の議席を獲


得したことでポンドが急伸してユーロポンドが下落したことを背景に


一時1.12台を割り込み、週末の米雇用統計で上下動の揉み合いとな


って1.1200で週の取引を終える相場展開になりました。


米雇用統計の重要イベントがありましたが、ユーロドルは週の始値と


終値の差では僅か8Pips上昇のレンジ相場になりました。


 


今週のユーロドルは、まずは週初11日のユーロ圏財務相会合でのギ


リシャ協議が注目されますが、8日にギリシャ財務相が「債権団と向


う数日から数週間で合意の見通し。」と発言するも、同日に独財務相


が「11日の財務相会合でギリシャ支援合意は期待できない。」と発言


していて協議の決着にはまだ時間を要する可能性が高そうです。


 


12日のギリシャによるIMFへの返済は無事に通過する見通しで、ECB


によるギリシャへの緊急流動性供給ELAが続いている限りギリシャは


大事に至らないと思われますが、資金枯渇は迫っていてギリシャ問題


は引き続き懸念材料になりそうです。また、ユーロドルでは13日の


仏・独・欧の第1四半期GDP速報と、対ドル通貨ペアとして同日の米


小売売上高が注目材料になり13日には相場が大きめに動く可能性が


ありそうです。


 


 




 


 


■トレードと凡事のお話 その145


 


 


前回からの続きのお話です。


 


 


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が


トレードでは当たり前なことこそが大切として、


「投資苑3」の中でこう語っています。


 


 


「相場には秘密があります。


 秘密がないということが秘密なのです。」


 


 


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは


いったいぜんたい何なのでしょうか...。


 


 


今回は「トレードと凡事」その第百四十五話です。


 


 


それでは、はじまり、はじまり~。^^


 


 


 


『おい、ジイさん。ゴールデンウィークは楽しく過ごせたかい?


 英国では52日にシャーロット王女がご誕生されて...、


 そして、英総選挙ではさぁ、キャメロン首相が率いる保守党が


 331議席と単独過半数を獲得することになったよな...。』


 


 


「ふむ...。ゴールデンウィークは女房の実家に行っておったが、


 英国ではめでたくもシャーロット王女が誕生されたのう...。


 そして、英総選挙ではハングパーラメントが懸念されていたが、


 終わってみれば保守党の大勝利となったのう...。


 出口調査で保守党の優勢が伝えられた8日のオセアニア時間には


 ポンドドルが1.54台へ急伸して、そして5ヶ月ぶり高値だった


 ユーロポンドが急落する相場展開になったのう...。」


 


 


『そして、先週末の注目の米雇用統計では


 相場が上へ下への乱高下になったよな...。』


 


 


「ふむ...。NFPも米失業率もほぼ市場予想とおりとはなったが...、


 3月のNFPが大幅に下方修正されて、平均時給も冴えなく、


 ドルが売られたがドルストレートでは後にドルの買戻しもあり、


 乱高下となったが...、ただ、週間で終わってみれば


 ドル円もユーロドルもレンジ相場じゃったのう...。」


 


 


『そして、6日のイエレンFRB議長の「株価は割高で懸念している。


 債券利回りは初回の利上げをきっかけに急激に上昇する可能性。」


 との発言が話題なったな...。』


 


 


「ふむ...。イエレンFRB議長発言にはいろいろな解釈があろうが...、


 利上げをすることが前提となってるようでもあり、


 投資家への利上げ後に対する警鐘のようにも聞こえたのう...。」


 


 


『また、先週半ばにかけてユーロドルがギリシャ懸念があるなか、


 1.14台に迫るあたりまで上昇したよな...。』


 


 


「ふむ...。ユーロ圏は経常黒字で潜在的に選好されやすいとともに、


 EUがユーロ圏の15年成長率見通しを1.5%に上方修正したことや


 投機筋5月決算に絡む巻き戻しの動きも背景にあったと思うが...、


 4月終盤からのユーロドルの上昇では、421日のツイッターで


 債券王と呼ばれているビル・グロス氏が独10年債に対して


 『一生に一度の売りのチャンス』と発言して、429日から


 独国債利回りが急騰した影響は大きいのではあるまいかのう...。」


 


 


『独国債利回りが上昇するとユーロが買われやすいということは


 米10年債利回りが上昇するとドルが買われやすいのと


 同じ構図というわけか...。


 そして、かつて日経平均が上昇すると円が売られたように、


 ディスインフレの下では独株式市場のDAXが上昇すると


 ユーロに売り圧力がかかるようだな...。』


 


 


「ほう。溜口剛太郎殿はいろいろ研究をされているようじゃのう。」


 


 


『あははっ。まぁな...。そんなところだぜ...。


 さて、今週はどんな相場展開になるのかねぇ...。』


 


 


「ふむ...。今週のドル円では13日の米小売売上高が注目されよう。


 また、ユーロドルではまずは週初11日のユーロ圏財務相会合での


 ギリシャ協議が注目されるが進展があるかどうかは懐疑的じゃ...。


 13日の仏・独・欧の第1四半期GDP速報が注目されるが、


 対ドル通貨ペアとしてやはり米小売売上高が注目材料となろう。


 そして、独10年債利回りの動向も注目されよう...。」


 


 


『さてところで...、ジイさん。今日は何のお話だい。


 気が変わっていないのなら、「トレードに良い状況を待つ」と


 「波動整合」のお話とやらかい?』


 


 


「ふむ...。今日は前段のお話がながくなってしもうたが...、


 それらのお話をさせてもらうとしようかのう...。」


 


 


『あははっ。2週間たって気が変わらないとは珍しいな...。


 よろしい、ジイさん。その話とやらを聞いてやろうじゃないか。』


 


 


「これまでのこのセクションに関わるお話を少し纏めると...、


 口座資金に対する建玉数としては大き目じゃが、


 10万円あたり最大で1万通貨のトレードをするとして、


 100万円の口座資金を月間100Pipsの獲得Pips


 もしも仮に『複利で運用』できたとすると...、


 実際は税金分を差し引かねばならずこうはならぬが...、


 単純な机上の計算ではなんと4年ほどで1億円にもなる事になるが


 達成できる人は極々稀であり、その原因の1つとして


 『マインド・キャパシティの器』ということがある事...、


 そして、毎月100Pips獲得するという事は


 『週にわずか25Pips程度』で、この程度の獲得目標なんぞは、


 むしろショボイとさえ思えるものであるが...、


 『週に25Pipsの獲得目標』の達成を阻害している


 もう1つの要因に過剰頻度トレードのポジポジ病があり、


 110Pipsで億万長者になったハーネカー氏を例として、


 『トレードに良い状況を待ちに待って厳選に厳選を重ねる』


 ということが如何に大切な事であるか...、


 トレードではエントリーのための技術よりも、


 『良くない状況でのトレードを徹底して排除する』という


 相場を観る目と技術の方がより大切なのやも知れぬ、


 ということを説かせてもらったが...。」


 


 


『トータル収支で勝てるトレーダーになるためには、


 たくさんトレードすればよいという事ではなく、


 むしろトレードを厳選していくことこそが大切で、


 グリーダー(強欲者)を卒業しなくてはならないという事だな...。


 「グリーダーからトレーダーへ」ってか...。』


 


 


「あははっ。溜口剛太郎殿は面白いことを言うものじゃのう...。


 トータル収支で勝つという事は、総利益の増加を目指すとともに、


 総損失の低下も目標としなくてはならなく...、


 そのためには、『良くない状況でのトレードを徹底して排除する』


 ということが大切なことになるというワケなのじゃのう...。」


 


 


『で...、トレードに良くない状況と、良い状況って何よ...。』


 


 


「ふむ...。トレードに良い状況と良くない状況とは、


 おそらくは表裏一体となるものであろうが...、


 価格変動の差分・差益の獲得を目指すトレードでは、


 『低ボラで陰線陽線の混合率が高い小幅な揉み合い』や、


 『価格の動きが不安定なローソク足がヒゲ毛虫の状況』、


 などはトレードに良い状況とは言い難く、


 トレードに良くない状況と言えるのではあるまいかのう...。」


 


 


『まぁ...、そのような状況でのトレードは


 確かに避けたほうが良さそうだな...。』


 


 


「ただのう...、溜口幸太郎殿。


 『低ボラで陰線陽線の混合率が高い小幅な揉み合い』は


 相場の内部エネルギーををためている期間でもあり、


 やがてボラティリティが拡大して大きく動き出すことが多く、


 『低ボラで陰線陽線の混合率が高い小幅な揉み合い』は


 トレードを避ける状況であるとともに、


 『やがてのブレークアウトの予兆』ともなるものなのじゃ...。」


 


 


『「低ボラで陰線陽線の混合率が高い小幅な揉み合い」は


 いわば買い方と売り方の勢力バランスが均衡している状態で、


 その均衡が破れる時にトレードチャンスが来るというワケだな。


 その時がトレードに良い状況になると...。』


 


 


「ふむ...。そのとおりじゃ...。溜口剛太郎殿。


 小幅な揉み合いがうんざりするほど延々と続くこともあるが、


 しかしながら永遠に続く小幅な揉み合いはなく、


 やがて必ず売買勢力の均衡が破られる時が来るものじゃ...。」


 


 


『でも...、低ボラってどう定義するのさ。』


 


 


「トレードする時間軸で当然ながらボラティリティは異なり、


 時間軸ごとの相対値で定量的には難しい問題ながら、


 30分足で価格の上下の幅が50Pipsにも満たない状況は


 低ボラで小幅な揉み合いとみなしてよいのではなかろうか...。


 価格の上下の幅が小さいほど当然ながら低ボラの状況となろう。」


 


 


『......。』


 


 


「またたとえば、上位時間軸が安値を切り上げ高値も切り上げている


 上昇トレンドの場合でも、上位時間軸において調整波となる時には


 下位時間軸では短期的な下降トレンドなることがあるが...。」


 


 


『そういう場合って、トレードは難しそうだな...。』


 


 


「攻撃的なトレードでは上位時間軸の上昇トレンドにおける調整波で


 下位時間軸の短期下降トレンドに乗って、さらに小さな時間軸で


 タイミングを取ってショート()の選択肢もなくはないが...、


 上位時間軸が上昇トレンドの場合、下位時間軸で価格が反発して、


 下位時間軸が上位時間軸の上昇トレンド方向に復帰するのを待って


 (上位時間軸が調整を終えて本来の上昇トレンドに向かう時点で)


 ロング()をする、上位・下位時間軸の『波動整合を待つ』ことは


 有効な選択肢となるのではなかろうかのう...。」


 


 


『なんか言葉や文章だけではスッゲー判り辛いんだけどさぁ...、


 要するに、たとえば上位時間軸が上昇トレンドで、


 安値を切り上げ高値も切り上げている場合は、


 下位時間軸も安値を切り上げ高値も切り上げ始める状況になって、


 「トレンドおよび波動の方向が整合し始めた状況」が


 トレードに良い状況になりやすいということか...。』


 


 


「ふむ...。トレードには確実性は求められなく、


 あくまでも『傾向』という事に留まることにはなるが...、


 上昇トレンドでは陽線の示現率が高いことも鑑みるならば、


 上昇トレンドでは買い主体のトレードが勝ちやすいとともに、


 上位時間軸と下位時間軸ともに波動方向が整合している、


 『波動整合』がトレードに良い状況になるではなかろうか...。」


 


 


『......。』


 


 


「下位時間軸が短期下降トレンドから上昇トレンドに復帰する時、


 下位時間軸では逆張り的なロング()とはなるが...、


 上位時間軸が上昇トレンドであるという視点で観れば、


 下位時間軸での逆張り的なロング()


 広義の順張りと言ってよいのであるまいかのう...。」


 


 


『なんか頭がこんがらがっちゃうんだけどさぁ...、要するに、


 上位時間軸と下位時間軸の波動の方向や目線が一致する時、


 トレードに良い状況になるってことで...、


 今日の話をまとめると、「待つ」ってことは、つまり...、


 買い方と売り方の勢力バランスが均衡している状態から、


 その「均衡が破れる」のを待ったり...、


 「上位と下位時間軸の波動の方向や目線が一致するを待つ」って


 ことだな...。しかしジイさん、あんた相当に説明が下手だな...。


 難しい事を簡単に説明できてこそ一流ってもんだぜ...。』


 


 


「あははっ。こりゃすまんのう...。溜口剛太郎殿。


 もっと説明上手になれるよう努めるゆえ、お許しなされ...。」


 


 


 


 


なーんちゃって。


 


またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


 


 

ではまた来週。