トレードと凡事のお話 その137

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こんにちは。

 

5日からの全人代開幕を前に中国が景気下支えのため

週末に3ヶ月ぶりに追加利下げをしましたね。






●今週(32-36)のドル・円・ユーロの注目点


 


 


先週は、ドルインデックスが週初94.42で始まり堅調傾向で推移し


95.32で週の終値となりました。


10年債利回りは週レベルで1.997%に低下しました。


NYダウは週間で7.74ドル下落。18132.70ドルで週取引を終える。


 


 


先週のドル円は、(簡略に記載) 週初23日に119.07で始まり、東京


時間終盤にかけて一時119円台を割り込みましたが、ロンドン時間序


盤に反発して一時119.34へ上昇しました。その後、再び反落して、


NY時間に発表された米中古住宅販売件数が市場予想より弱い結果とな


ったことや米10年債利回りの低を背景に翌24日のオセアニア時間に


かけて118.73へ下落しました。その後、ギリシャ懸念の後退も背景


に切り返し、イエレンFRB議長の議会証言への思惑もあったか、ロン


ドン時間前半に119円台半ばへ反発した後に揉み合いになりイエレン


FRB議長の議会証言の時間を迎えました。イエレンFRB議長の議会証


言では「利上げ開始前に声明の文言を変更する。文言修正は必ずしも


2会合後の利上げを意味しない。忍耐強い、は少なくとも今後2会合


のゼロ金利維持を意味。忍耐強いは2%目標下回る物価と雇用改善の


余地を反映。今後数回のFOMCで利上げはない。離職率はほぼ金融危


機前水準に戻ったが労働参加率は基調下回り賃金上昇は鈍いまま。


海外経済の動きが米経済見通しへのリスクになり得る。ユーロ圏には


緩和政策にもかかわらず下振れリスクが残る。中国の経済成長が想定


以上に鈍化する可能性。物価は短期的に一段と低下。中期的に2%目


標へ向かう。(中略) 雇用改善を阻害する行動は取りたくない。時期


尚早に利上げをすれば根付いたばかりの景気回復を阻害する恐れ。


経済は目に見えて回復したがまだ利上げの段階でない。」などが示さ


れて、深夜12時過ぎに週高値となる119.83へ上昇した後に118.76


へ急落する展開になりました。その後、一時小幅に反発しましたが、


25日の東京時間前半に週安値となる118.62へ下落しました。


その後、翌26日のNY時間序盤にかけ118円台後半から119円を挟む


揉み合いになりましたが、その後に発表された米消費者物価指数は市


場予想を下回るも米消費者物価指数コアおよび米耐久財受注が市場予


想より強い結果になり、続いて米住宅価格指数も市場予想より強い結


果になったとともに、サンフランシスコ連銀総裁とクリーブランド連


銀総裁がタカ派寄りの発言をしたことを背景に、翌27日のオセアニ


ア時間にかけて119.50へ上昇する展開になりました。その後、東京


時間の黒田日銀総裁の発言には反応薄で119.11へ反落しましたが、


その後に切り返して、ロンドン時間前半に119.44へ戻してNY時間序


盤にかけて小幅に揉み合う展開になりました。その後、市場予想より


強い結果となった米第4四半期GDP確報やミシガン大学消費者信頼感


指数確報など経済指標発表直後の反応は限定的でしたが、ロンドンフ


ィックス近くから反発して深夜2時頃にかけて119.79へ上昇する展


開になりました。その後、週末調整もあったか反落して、その後のフ


ィッシャーFRB副議長の「FOMCと市場は今年のどこかでの利上げを


予想。(中略)引き締めの手段には自信がある。FRBの保有資産の大き


さは政策正常化に試練もたらす。量的緩和が失業率を1.25%押し下げ


との試算も。FRBバランスシートは最終的には12兆ドルに縮小も。


FOMCは連続的な引き締めを計画していない。強いドルは強い米経済を


反映。辛抱強くの文言削除に関する協議を継続。」との発言に一時小


幅に反発するも、再び反落して119.59で週の取引を終えました。


 


 


今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値119.83を巡る


攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は120.00の「000」ポイン


ト、さらに上昇した場合は211日の高値120.47のポイント、ここ


を上抜けた場合20141223日の高値120.82のポイント、さらに


上昇した場合121.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合、まずは227日の安値の119.11から119.00


00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は先


週の118.62のポイント、さらに下落した場合220日の安値118.30


のポイント、ここを下抜けた場合は118.00の「00」ポイントを巡る


攻防が注目されます。


 


 


今週のドル円相場は経済指標では、2日の米個人消費支出と米PCE


アデフレータと米ISM製造業景況指数、4日の米ADP雇用統計と米


ISM非製造業景況指数と米地区連銀経済報告、5日の米新規失業保険


申請件数と米失業保険継続受給者数と米製造業新規受注、6日の米非


農業部門雇用者数変化と米失業率と米民間部門雇用者数と米平均時給


と米貿易収支、などが注目されます。


 


 


先週のドル円はギリシャ懸念の後退とともに24日深夜のイエレンFRB


議長の議会証言でタカ派寄りの発言となるのではないかとの観測もあ


ったようで堅調傾向で推移して、議会証言当初に「利上げ開始前に声


明の文言を変更する。」との言葉に反応して週高値となる119.83へ上


昇しまたが、次いで「文言修正は必ずしも2会合後の利上げを意味し


ない。忍耐強い、は少なくとも今後2会合のゼロ金利維持を意味。


忍耐強いは2%目標下回る物価と雇用改善の余地を反映。今後数回の


FOMCで利上げはない。」と発言したことで一転下落する展開になりま


した。その後、米消費者物価指数コアおよび米耐久財受注が市場予想


より強い結果になったことや、サンフランシスコ連銀総裁やクリーブ


ランド連銀総裁らのタカ派寄りの発言があったことでイエレンFRB


長の議会証言への解釈に変化が生じてきたか反発して、その後、週末


にかけて米第4四半期GDP確報が市場予想より強い結果になったこと


も背景に上昇する展開になりました。


 


イエレンFRB議長の議会証言では市場にショックを与えないように気


遣った難解な発言で、その解釈はアナリストによっても様々でしたが


連銀総裁らの発言も加味すると「3月のFOMCでは文言を修正する」、


「ただし少なくとも2会合はゼロ金利を維持して必ずしも2会合後に


利上げをするという意味ではない」として、米経済・雇用・海外状況


などにより6月利上げの可能性もあるがその後となる可能性もあると


する、「3FOMCで忍耐強いの文言削除の宣言」とともに、「政策決定


について情勢による自由度を確保する」内容と見受けられました。


 


さて今週はISM製造業景況指数や米雇用統計など重要経済指標が目白


押しですが、期末へ向けてリパトリの円転や株価調整の可能性がある


も先週の流れを引き継ぎ119.83を上抜ければ、さらなる上昇の可能


性もありそうです。そして週末6日の米雇用統計が注目の焦点になり


ますが次第によっては大き目に相場が動く可能性がありそうです。


 


 


先週のユーロドル相場は、(簡略に記載) 週初23日に小幅な上窓を空


けて1.1392で始まり週高値となる1.1395に上昇した後に東京時間序


盤にかけて1.1358に下落しました。その後、1.1392へ戻しましたが


その後、再び反落してロンドン時間序盤に発表された独IFO景況指数


が市場予想を下回ったことも背景に軟調に推移して1.1294へ下落す


る展開になりました。その後、切り返して米中古住宅販売件数が弱い


結果となったことによるドル売りも背景にロンドンフィックスにかけ


1.1359へ反発しました。その後、小幅な揉み合いとなって翌24


のロンドン時間序盤に発表された独第4四半期GDP確報や欧消費者物


価指数確報も市場予想とおりの結果となりましたが、ドル円の上昇に


伴うドル買いに一時1.1295へ反落しました。その後、ギリシャが提


出した改革リストに対してユーログループ議長が「ギリシャのリスト


はかなりプラス評価のもよう。」と発言したことも背景に切り返して


イエレンFRB議長の議会証言の時間を迎えました。イエレンFRB議長


の議会証言ではドル買いの後にドル売りとなって上下動の揉み合いに


なるも緩やかながら堅調傾向で推移しました。その後、翌25日のロ


ンドン時間序盤に1.1388に上昇しましたが、市場予想より強い結果


となった仏消費者信頼感指数には反応薄で、独5年債利回りが初の


マイナス金利となったことも背景にNY時間序盤にかけて1.13台半ばへ


反落する展開になりました。その後、切り返して、翌26日のロンド


ン時間序盤にかけて揉み合いながらも堅調傾向で推移して、予想より


強い結果となった独GFK消費者信頼感調査や独失業率には反応薄なが


ら午後7時過ぎに1.1379へ上昇しました。その後、独7年債利回り


が初のマイナス金利となったことも背景に反落して、その後に発表さ


れた米消費者物価指数は市場予想を下回るも米消費者物価指数コアや


米耐久財受注が市場予想より強い結果になったことによるドル買いに


1.13台を割り込み、その後に発表された米住宅価格指数も市場予想よ


り強い結果になったとともに、サンフランシスコ連銀総裁がタカ派寄


りの発言をしたことを背景とするドル買いも相俟ってストップを巻き


込み1.12台も割り込み1.1183へ下落する展開になりました。その後


小幅な揉み合いを経て、翌27日の東京時間が近づく頃から切り返し


1.12台を回復してロンドン時間序盤にかけて揉み合いながらも反


発する展開になりました。その後、「独議会がギリシャ支援延長を承


認。」との報道には反応薄でしたが、EFSF理事会が「ギリシャに18


ユーロの支援が可能。」と発表したことや、独消費者物価指数速報が


予想より強い結果になったことを背景に1.1244へ上昇しました。


その後、米第4四半期GDP確報が市場予想より強い結果となったこと


によるドル買いに反落して週安値となる1.1175へ下落する展開にな


りました。その後、ミシガン大学消費者信頼感指数確報や米中古住宅


販売成約は強弱混交する結果になるも一時1.1226へ反発しました。


その後、再び反落して、その後のフィッシャーFRB副議長の「FOMC


市場は今年のどこかでの利上げを予想。(中略) 強いドルは強い米経


済を反映。辛抱強くの文言削除に関する協議を継続。」との発言も背


景に軟調傾向で推移して1.1193で週の取引を終えました。


 


 


今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは227日のNY


間の戻り高値1.1244のポイントを巡る攻防が注目されます。ここを


上抜けた場合は220日の安値1.1279のポイント、さらに上昇した


場合は1.1300の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は26日の高値


1.1379から25日の高値1.1388のポイント、さらに上昇した場合は


1.1400の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1175のポイントを巡る


攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は123日の安値1.1114


のポイント、さらに下落した場合は1.1100から年初来安値の1.1097


のポイント、ここを下抜けた場合は20033月第3週の高値1.1080


のポイント、さらに下落した場合は200332週の高値1.1065


ポイント、ここを下抜けた場合は1.1000の「000」ポイントを巡る攻


防が注目されます。


 


 


今週のユーロドル相場は経済指標と要人発言では、2日の欧消費者物


価指数速報、4日の欧小売売上高、5日の独製造業新規受注と欧ECB


政策金利とドラギECB総裁の会見、6日の独鉱工業生産と欧第4四半


GDP確報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、2日の


米個人消費支出と米PCEコア・デフレータと米ISM製造業景況指数、


4日の米ADP雇用統計と米ISM非製造業景況指数と米地区連銀経済報


告、5日の米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数と米製


造業新規受注、6日の米非農業部門雇用者数変化と米失業率と米民間


部門雇用者数と米平均時給と米貿易収支、などが注目されます。


 


 


先週のユーロドルは週初に一時1.13台を割り込んだ後に、ギリシャ


懸念の後退を背景に週後半にかけて揉み合いながらも1.13台後半へ


上昇しましたが、独5年物国債の入札で落札利回りが-0.08%と初め


てマイナス金利になったことや流通市場で独7年債利回りもマイナス


金利になったことも背景に、ドル買い動意と相俟って1.12台を割り


り込み下落する展開になりました。


 


揉み合いを下抜けてきたことで、(一旦プルバックの可能性はあるも)


さらに下落した場合は123日の安値1.1114や年初来安値1.1097


重要攻防となりそうですが、今週は5日に欧ECB政策金利とドラギ


ECB総裁の会見、そして週末6日に米雇用統計と重要イベントがあり


ますので注目の焦点となるとともに、それらの次第によっては大き目


に相場が動く可能性も売りそうです。


 


 



 


 


■トレードと凡事のお話 その137


 


 


前回からの続きのお話です。


 


 


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が


トレードでは当たり前なことこそが大切として、


「投資苑3」の中でこう語っています。


 


 


「相場には秘密があります。


 秘密がないということが秘密なのです。」


 


 


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは


いったいぜんたい何なのでしょうか...。


 


 


今回は「トレードと凡事」その第百三十七話です。


 


 


それでは、はじまり、はじまり~。^^


 


 


 


『おい、ジイさん。先週のイエレンFRB議長の議会証言は


 マーケットに気遣った言い回しで難解だったよな...。』


 


 


「ふむ...。アナリストさん達の解釈も様々となるほどじゃったが...、


 おそらくは『3月のFOMCで文言修正がなされる』事じゃろう。


 しかしながらそれは2会合後の利上げの示唆にはならないとして、


 少なくとも2回のFOMCでは利上げはないと明言もされたのう...。


 年内利上げはほぼ確実視されてきているようじゃが、


 利上げの時期については玉虫色で何らヒントが示唆されず、


 今後の米経済・雇用・海外状況の次第という事のようじゃ...。」


 


 


『もしかしたらFRB自体でも利上げの時期をまだ考えあぐねていて、


 決めかねているということなのかなぁ...。』


 


 


「内々の想定の時期はあるのかもしれぬが...、もとより


 利上げに明確なタイムスケジュールはないとしていることから、


 もしかすると溜口剛太郎殿の言うとおりかもしれぬのう...。」


 


 


『そして、ユーロドルなんだけどさぁ...、


 ギリシャへの4ヶ月間の追加支援の決定で懸念が一服になった、


 と思っていたら、週後半に揉み合いを下抜けて


 1.12台をも割り込み下落したよな...。』


 


 


「ふむ...。ギリシャへの4ヶ月間の追加支援の決定は


 時間稼ぎ的なものであったこともあろうが、


 その事実の決定は一旦の材料出尽くしでもあり、


 市場は常にその後を観ていることで今週のECB理事会や


 ドラギECB総裁の会見へと注目の焦点が移行しているとともに、


 独5年債や独7年債がマイナス金利になったことも


 ユーロ下落の材料になったのではあるまいかのう...。」


 


 


『独の債券利回りがユーロ相場に影響を与えるという事は


 米10年債や米2年債の利回り低下でドルが売られるのと


 同じような理屈というわけか...。』


 


 


ECBの国債購入QEは今月から実行されるのじゃからのう...。」


 


 


『さてところで...、ジイさん。今日は何のお話だい?


 「ファンダで動きテクで止るのお話」か、


 「複数時間軸におけるチャートの環境認識のお話」か、


 「トレード判断を分かつ二律の争点チャートポイントのお話」か、


 「利益率と損失率における利大損小の考察のお話」か、


 はたまた以前に話すと言っていてペンディングになっていた


 「オッカムのなんちゃらこんちゃら...」、とかのお話かい?』


 


 


「ふむ...。溜口剛太郎殿へのお話もずいぶん溜まってきていて、


 その他にも『チャートの後付解釈と現在以降は天地の違い』


 などのお話もしたいのじゃが、今日はそうじゃのう...、


 『シナリオと予測のお話』でもさせてもらうとしようかのう...。」


 


 


『オレ様的には...、なんか面白そうな


 「チャートの後付解釈と現在以降は天地の違い」


 の話のほうを聞きたいようには思うがなぁ...、


 まぁ、よろしい聞いてやろうじゃないか...。』


 


 


「以前にもお話させていただいたと思うが...、


 銀行などの一部の優秀なプロップトレーダー達のように


 確かな情報を一般トレーダーより早く正確に収集できる環境があり


 かつファンダメンタル分析で相場を予測する技能と能力があって


 そして、その予測に基づいてトレードに勝てる人達や、


 また、卓越した相場観で値頃感のトレードでも勝てる人達など、


 そのようないわば特別な人達も事実としていることで、


 『予測によるトレード』や『値頃感でのトレード』


 ということがあるのも認めなくてはならない事じゃが...、


 予測や値頃感のトレードでは勝てない我々のような


 普通のトレーダーの場合は、テクニカル分析に基づいて


 トレードをしていくことになろう...。」


 


 


『まぁ...、そういうことになるんだろうな。』


 


 


「そして、テクニカル分析の手法も様々あるが...、


 オーソドックスなものでは134話でお話したように


 『チャートの環境認識』を行い、これに基づいて


 135話のように『シナリオ』を立てるのが一般的となろう...。


 じゃがここで、トレードのシナリオを立てるという事は


 結局、言葉は違えど『所詮、予測をすること』になるのでは


 ないかとの問いがよくあるのじゃ...。」


 


 


『「予測をしなければどうしてシナリオが立てられるのか?」


 ということが疑問になるという事なんだと思うぜ...。』


 


 


「もっともな疑問じゃが...、トレードのシナリオは


 そもそもいわば『場合の想定(設定)』であって、


 予測をしてそれに基づき立てるものではないのじゃのう...。」


 


 


『......?』


 


 


「稚拙な例ではあるが...、


 『小幅な揉み合い(小幅レンジ)が続いている』という環境認識で、


 『レンジを上抜けたら買う』、そして『レンジを下抜けたら売る』、


 という筋書きは『場合の想定(設定)』のシナリオに該当するが...、


 ここには『上げるだろう。』とか、あるいは『下げるだろう。』


 などの予測はそもそも存在していないのじゃのう...。


 また、別の例で言うならば、サポートラインを明確に割り込んだら


 『ショートを執行して新規の売り玉を持つ』、


 あるいは『既に持っていた買いポジションを損切りする』などが


 シナリオに該当するが、ここでも『下げるだろう。』、


 などという予測をしているわけではなく、


 現在までの状況をありのままに認識する『チャートの環境認識』と


 それに基づき、その後の相場で対応すべき『場合の想定(設定)』を


 しているだけなのじゃのう...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『......!』


 


 


「つまり、シナリオに基づくトレードとは、


 それまでの相場と現在の状況をありのままに認識して、


 『場合の想定(設定)で立てたシナリオ』を


 その後の相場の動きの『事実』に基づき『執行する』」ことであり


 シナリオを立てる際に予測をする必要はないものなのじゃ...。


 なお、もっとも...、当然な事ではあるが、


 トレードにおいて『場合の想定(設定)』としてシナリオを立てる、


 これに際しては、トレンドなのかレンジなのかの認識、


 レジスタンス・サポートなどのやラインやボリンジャーバントや


 MAなどインジケーター等の性質や傾向も含めて...、


 『○○となったら上昇しやすい』『○○となったら下落しやすい』


 などの相場の基礎的な性質や傾向は


 しっかりと学習しておく必要はあろうがのう...。」


 


 


『予測ではなく、事実の認識と相場の性質や傾向に従って


 トレードすることがシナリオに基づくトレードという事か...。』


 


 


「これにも流儀・流派の考え方はあろうかと思うが、


 そう言ってよいのではあるまいかのう...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『おい、ジイさん。ところで来週の話なんだけどさぁ、


 「チャートの後付解釈と現在以降は天地の違い」を頼むぜぃ...。


 過去のチャートなんてさぁ、いかようにも後付講釈ができるけど、


 問題はピコピコ動いている現在足とそれ以降の方なんだから...。


 近頃はプロダクトローンチで惚れ惚れするような講釈をしていても


 トレードをして見せることさえできない講師もいるようだしな...。


 過去チャートの学習はそれはそれで大切かもしれないけど、


 難易度では過去チャートと現在足以降とでは、パイロットの訓練で


 おそらくはシミュレーターと実機操縦ほどの違いがあり...、


 また戦闘で言えば演習場での訓練と敵地戦闘ほどの違いがあり...、


 それはまさに天地の差となるほどの違いがあるんだからな...。


 トレードでは現在足それ以降の動いているチャートで


 未来がまだ見えない中において実践的にどのようにして


 トレード判断をしていくのかという事こそが大切だと思うぜ...。』


 


 


「あははっ。少し過激な発言ですぞよ...。溜口剛太郎殿。


 過去チャートで相場の基礎となる性質や傾向を学ぶことも


 それはそれで大切な事じゃ...。まぁ、気が変わらなければ...、


 来週は『チャートの後付解釈と現在以降は天地の違い』


 のお話でもさせてもらうとしようかのう...。」


 


 


 


 


なーんちゃって。


 


またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


 


 


ではまた来週。