最新チャートで見る相場の見方と考え方【2018年2月6日(火)】

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こんにちは、黒田です。
よろしくお願いいたします。

さて本日は、為替以上に株の暴落の件がニュースを賑わしていますね。

昨晩、NYダウが1175ドル安という過去最大の下げ幅で終了したことを受けて、本日、日本の株式相場も下落、というか1071円84銭安の暴落で終了しました。

こういった流れから、為替市場も円が買われる全面円高の流れとなり、ドル円も下落しています。

ということで、今後のドル円相場のポイントを一緒に見て行きましょう。

ドル円の相場状況

まずは、ドル円の現在状況を知るためにチャートを見てみましょう。

USDJPY_20180206.jpg

これは、ドル円の日足です。

こうして見てみると、ドル円は108円台の前半まで下落したあと反転上昇。青○にあるように、110.48円まで上昇するに至りました。

トレード方針としては、日足レベルでは赤線で引いてある110.35円レベルを上抜かなければ売り方針継続として見ていましたが、結局、青○にあるように110.48円まで行きましたので、売り方針はなくなりました。

しかしその後、冒頭で書いたようにNYダウの下落からはじまり、日経平均の下落、そして円買いの流れで円高となって、ドル円も再び下落となりました。

なぜ株式相場の下落等で円買いになるのか?

昔はよく「有事のドル買い」なんて言われて、何か不安材料が勃発すると米ドルが買われる動きとなりました。その理由としては、米ドルが国際的な信頼が厚くて安全な資産とされていたからです。

なお、現在では「有事のドル買い」から「有事の円買い」にシフトチェンジしていて、何かあると円が買われる傾向があります。したがって経済不況を示唆する株式相場の下落も円が買われる材料になります。また、それだけでなく、阪神淡路大震災や東日本大震災、そして北朝鮮のミサイル発射等、日本にとって悪い材料であっても円が買われて、円高になるのです。

ではなぜ、何かあると円が買われれるのでしょうか。

それは、様々理由は挙げられるかと思いますが、多くの専門家が指摘しているのが、日本の「対外純資産国」が世界最大であるという点です。

対外純資産とは、国が海外に保有している資産から負債を除いたものです。

簡単にいうと、国全体として、政府や企業、個人が外国で保有している資産から、その反対である外国に対する負債を差し引いたものです。

この「対外純資産の残高」は2016年末時点で349兆1120億円になっており、日本は26年連続で世界最大の債権国となっているのです。

そのようなこともあって、現在では何かあると円が買われて円高となる傾向が強いのです。

今後のトレード方針

前回のトレード方針としては、

少なくとも、110.35円を上抜かない限りは売り方針継続

と書きました。

現実には、110.48円まで上昇し0.13円(13銭)ほど上抜きましたので、買い転換したと判断もできます。これに対してどうこういうつもりはありません。

ただ、その後の相場状況から110.35円を上抜いた後もまた下落していることを考慮するならば、今度は

少なくとも、110.50円を上抜かない限りは売り方針継続

として見て行きたいと思います。

トレードに関する考え方

トレードを行ううえで、上達を妨げるもののひとつに「執着」があります。

例えば、今後ドル円相場が上昇すると思って「買い」で始めたとしましょう。しかし、相場状況は時々刻々と変化しているので、最初は思惑通り相場が上昇していたとしても、いつどう変化するかは分からないのです。

しかも、一度の変化だけではなく、変化を繰り返してくるものなのです。したがって、自身の方針については、いつまでも固執するのではなく、この価格まで変化したら見直してみる等の臨機応変さが必要となります。

柔軟に対応することさえできれば、トレードで勝つことは決して難しいものではなくなります。