今週のドル円はレンジ内の取引(109円-111円)をイメージ

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■今週のドル円はレンジ内の取引(109円-111円)を
イメージしています。

先週のFOMC議事録では、年内の追加利上げをしっかりと
確認できたものの、やはり懸念されていた
貿易問題にも目を向けていたことが判明しました。


また、週末の雇用統計では予想以上の強さであったものの、
やはり平均時給が上ブレしていないことから、
ドル売り優勢の展開となりました。

■今週は、やはり貿易問題の行方がメインになりそうです。

週末予定されていた対中制裁関税が行われ、それに対して
中国も報復関税も仕掛ける展開です。

この展開までは事前に予定されていたので相場には
既に織り込み済みで反応薄でした。


しかし、今後は第二段、第三弾と複数の制裁関税が
予定されているだけにトランプ大統領のコメントに
注目したいです。

また、中国もそれに負けじと人民元安誘導を
仕掛けているので、これまでの米国の制裁関税は
全く動じずの構えです。

この米中貿易戦争は長期化する可能性もあり、
その影響は少なからず世界経済にも
波及する恐れがあるので警戒したいです。

■そんな中、後数回は追加利上げを行う米国の裏側の新興国経済は、
資金流失に歯止めが利かず、更に利上げ
をせざるを得ない環境になっています。


この高金利になった米ドルの一人勝ちは、今や
世界経済の「癌」にもみえます。

やはり、グローバリゼーションがこれまでも世界経済を
支えていただけに、この枠組みが崩れることで大きな
痛みや歪みが弱い経済に出始めています。

いずれ新興国経済ショック、もしく98年の
アジア通貨危機を招く恐れすらあることを
そろそろ警戒したいです。

また、貿易問題の長期化はマイナスであることは明白、
更に追加関税でも効果が無いと見れば、
米国は伝家の宝刀である「ドル安誘導」に・・

そして(あくまでも最悪のシナリオでの想定ですが)、
中国が保有する米国債売却が起きたときに、

本当の意味での「リスクオフ」そしてスタグフレーションが
世界経済を直撃することになると思います。

少々乱暴な書き方をしていますが、そのときの
ドル円相場は大きな転換期になるのではないかとみています。


■そんな悪い流れがドル円の週間足には現れています。

2015年の125.86円を頂点にレジスタンスラインを引くと、
いかに111円台が重いのか良くお分かりいただけると思います。

更に、月間足ベースでは今年1月から3月までのロウソク足が
3ヶ月連続の陰線になっています。

その安値は104.56円とこの安値はいずれ遅かれ早かれ
下抜いてくるので、要注意です。

米国の追加利上げが予定されているにも関わらず、一向にリスク選好に
向いていないことを逆手に相場を考える必要もありそうです・・・。


最後に、移動平均50日線(6日現在:109.98円)が
再接近してきています。この強力なサポートラインには要注意しましょう。

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